HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

公立小あれこれ

朝8時ごろに車で家から街へ向かうと、ちょうど学校が始まる時間に小学校の前を通ることになる。一本道の道路沿いに建つ公立小は、よく見ると学校によって雰囲気が違う。


家の近くのロングアイランド小は、朝8時過ぎには既にピンク色の制服を着た生徒が大勢登校していた。クラスごとに整列を始めていて、朝礼がもうすぐ始まるところだ。ここは近頃、先生が厳しいと評判で、会社の従業員の子供は「先生が怖くて意地悪だから」と別の小学校へ転校したほど。


少し先にある緑色の制服のライロック小では、8時過ぎに登校している生徒はまばら。もちろん整列もしていないので、先生もまだ出勤していないのかもしれない。従業員の子供の転校先はここライロック小へ転校した。確かにこの学校は厳しくなさそうだけど…。


最後に、街にある黄色の制服のデラップ小。こちらも先生がしっかりして、学力レベルが高いと評判の小学校で、わざわざ遠くから通う生徒もいる学校。生徒数も多い学校だ。それなのに、校門に鍵がかけられていて休校状態だった。

デラップ

生徒も一人も来ていない。あれ?もしや…と思ったら、学校の地主と揉めていて、地主の要求する借地代を教育省が払っていないため、地主が校門に頑丈な鍵をかけて学校が使えないように先生と生徒を強制的に締め出していたのだ。ひどい話。デラップ小は数年前にも同じ問題が起こっている。早く子供たちが学校に通えるようにしてほしいと思う。

ロックされた門