HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

1年生の宿題

今年のコウの担任の先生は、アイルランドから新しく赴任した先生。これまで海外から新しくマーシャルに来た先生を見ていると、だいたい指導方針が2パターンに分かれる。ひとつは、勉強嫌いだったり、宿題もやってこない生徒をみて、そういう生徒はクラス全員じゃないのだけど、生徒の学力レベルの低さを痛感し、マーシャルならこの程度でいいかとレベルを下げてしまう先生。こういう先生は、生徒にも甘いし、宿題もあまり出さない。そしてこのタイプの中には、先生も半分バカンスのように来ていてマーシャルを楽しもうとしている先生もいれば、マーシャルもマーシャル人生徒も嫌いになってしまって、さっさと国へ帰ってしまう先生もいる。
もうひとつは、海外のインターナショナルスクールで教えてきた経験を生かして、海外と同じレベルで授業をやろうとしてくれる先生。授業内容も、学年相応のカリキュラムをちゃんとこなすことを目標とするので難しいし、宿題もたくさん出る。先生も大変だろうと思うが、それでも生徒のために熱心に指導してくれるから、親としてはとてもありがたい。コウの今年の担任の先生は後者のタイプ。ハルのときを見ても、こういう先生の学年で学力も英語力もグンと伸びるので、コウは1年生のタイミングでいい先生に巡り合えてよかったと思う。宿題が毎日たくさん出て大変だけど、この1年を乗り越えれば、たぶん学校での英語には困らなくなるだろうと思うので、踏ん張りどころだと思って毎日一緒に宿題をみている。


1年生の毎日の宿題は、だいたいこんな感じ。

・算数ワークシート1枚(一桁のたし算が数問だけで、まだ簡単)
・英単語を書くワークシート1枚
・次に授業で読む予定のお話に出てくる単語カード(見て読めるようにする)
・単語シート(1年生で覚えるべき単語のリスト。見て読めるようにする)
・オンライン・リーディング(学校で導入している読書アプリを使って、自分のレベルにあった本を選んで音読)

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見て読めるようにする単語リスト


渋々宿題をこなしているコウだが、唯一嫌がらずにやっているのがオンライン・リーディング。学校で導入しているのが「Kids A-Z」というアプリ。英文の難易度がA-Zまで設定されていて、コウは自分のレベルにあった絵本を選んで音読できる。学校と連動しているので、先生側にもコウがアプリを使って勉強した時間が知らされる。音読したり、本の内容を問う問題に答えるとポイントがもらえる。このポイントでロボットのパーツを購入して、アプリ内で自分のロボットを組み立てたりできる。こういうちょっとしたゲーム要素があるだけで、楽しく勉強できるみたい。日本で英語学習している子たちの英文多読にも、こういうソフトおすすめです。


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タブレットで音読

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もらったポイントで、アプリ内のアイテムを買い物