HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

島で品切れになるもの

マーシャルは太平洋に浮かぶ小さな島国。島で生産されるものは、ココナッツ、バナナ、パパイヤ、パンノミ、魚、家庭菜園的な少しばかりの野菜、以上!という具合に少ない。生活に必要なものは、ほぼすべて海外からの輸入品に頼っている。
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輸入品を運んでくるコンテナ船が台風や嵐で遅れたり、お店が発注を忘れたりすると、その商品が島中すべてで品切れになることもよくある。野菜が品切れになるのは日常だけど、その他に過去に品切れになったことがあるのは、米、卵、牛乳、チキン、封筒、白いTシャツ、など。


最近品切れになった珍しいものは、パスポート。マーシャルのパスポートがなくなってしまい入荷待ち状態になったことがあった。新規申請や更新が1ヵ月以上できなくなり、海外渡航ができなくて困った人が多く出た。


次の珍しい品切れは、車のナンバープレート。ナンバープレートの金属が警察署で品切れになってしまい、新しく登録した車にはナンバープレートがつけられないという状態に。ちょうど我が家も車を買い替えた時期で、仮のナンバープレートとして紙に印刷したナンバーが渡され、車のバックウィンドウあたりに車内からセロテープで貼って使用していた。ナンバープレートの金属は、すぐ入荷するのかと思いきや、半年ぐらい待たされた。その間ずっと紙のナンバープレート。


最後は品切れではないけれど、島に3台あるグアム銀行のATMが故障ですべて使えない状態が2ヵ月くらい続いている。ATMが使えないから、現金を引き出したい人は銀行の営業時間内に窓口で行うしかない。そのため銀行には店の外にまで続く長蛇の列ができている。ATMの修理ができる人が島にいないから、国外から人を呼んで来ないと直せないらしい。でも今はコロナで入国制限中なので、修理の外国人の入国が許可されたのか不明だし、許可されたとしても入国の順番待ちと、合計4週間の隔離があるので、まだATMの修理はできないでいる。


物は買えるときに買っておく、というのが島での買い物の常識。次に買えばいいやと思っていると、次にはもう品切れになっていることもあるから...。