HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

夏休み、日本語の勉強

子供たちが毎年恒例にしていた6月から7月にかけての日本の学校での体験入学が、帰国できなかったので2年連続で通えなかった。日本語学習の大きなモチベーションとなる機会がないのは残念だけど、子供たちにはモチベーションの有無にかかわらず、普段の日は週末だけ、夏休みは毎日、日本語の家庭学習を続けてもらっている。

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夕方、公園から見えた虹

小3のコウは、1日に進研ゼミ2回分と新出漢字3つを漢字ノートに書く(単語や例文も書く)、というのが夏休みの基本学習。30分~1時間で終わる分量なので、本人も朝食後に勉強をサクッと終わらせてから、夏休みの自由な時間を満喫している。イヤにならない程度の学習量で、毎日続ける方針。コウは電子書籍で日本の漫画を読んだり、ネット配信で見る日本のアニメも大好きで、アニメの主題歌を覚えて熱唱もしている。日本の漫画とアニメのおかげで、丸2年も日本に帰っていなくて学校では英語のみにもかかわらず、日本語のほうがまだ英語より好きで得意なようだ。


中2のハルは、「こどもちゃれんじ」からずっと続けていた進研ゼミをついにやめた。進研ゼミは、小学講座まではまだ良かったのだけど、中学講座になったら内容が中間期末対策や高校受験に向けたものになっていて、海外で現地校に通いながら使いこなせる教材ではなくなってしまったからだ。そもそもマーシャルの学校と日本の中学でカリキュラムが違いすぎて、特に理科・社会は全く違う。これまでお世話になった進研ゼミとついに別れる時が来たようだ。幼稚園時代の「こどもちゃれんじ」の教材はとても良かったし、小学講座ではテキストを毎月やっていたおかげで、海外育ちで日本語補習校なしでも、学年相応の日本語力も身についたので、進研ゼミを続けたことには大変満足している。

現在は、国語はスタディサプリと漢字のドリル、数学は学研の参考書を使って自習形式で進め、わからない箇所だけスタディサプリでじっくり解説を聞く、というスタイルで進めている。スタディサプリの国語は、大使館で配布された教科書学習を中心に、教科書に沿った内容の授業動画を見て、進めている。塾の人気講師による授業で、ポイントを押さえていて無駄なくわかりやすくていい。1つの動画が10分ぐらいなのも飽きなくてよい。これで学習を進めると、教科書の内容も1年もかからずに半年ぐらいで終了できてしまう。じっくりではなく、さらっと進めていくのだけれど、ハルにはそのぐらいでちょうどいい。


私もときどき勉強するハルの横で、一緒に国語の教科書を読んでいる。教科書に掲載されている文章は、当然のことながら選びに選ばれた日本の名文や海外文学の名文の数々で、その文章の素晴らしさに読んでいて心が洗われるような、すがすがしい気分になるときがある。普段目にする文章は、インターネットのニュース記事やブログ記事が多いので、それとはもう文章の格が全然違う。枕草子、盆土産(三浦哲朗)、字のない葉書(向田邦子)、少年の日の思い出(ヘルマン・ヘッセ)等。国語の教科書は、大人になってから読むと面白いのでオススメ。


中1夏ごろから始めた1冊目のドリルが終わった。小学漢字の復習が本の三分の一を占めているのが良かった。↓


2冊目ドリルで夏休みに取り組んでいるのがこれ↓ 辞書を引かなくても言葉の意味が書いてあってわかるので、効率よく学習できる。


数学の参考書は簡単で量も少なく、明るくわかりやすそうなこれを使っている↓