HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

3年生、かけ算と漢字

ハルカが学校でかけ算を習い始めた。日本では2年生で習うけれど、こちらでは3年生で初めて習う。九九のような語呂合わせが英語にないので、そのままの形で「2×1=1, 2×2=4...」と覚えるようだ。家でしっかり覚えてきなさい、ということもなく授業中に覚えさせるだけ。完璧に唱えられるように指導する日本と比べると、ゆる〜い感じで温度差がすごい。「さあ、かけ算を頑張って覚えよう!」という雰囲気もない。ハルカもさすがに学校だけだと、ちゃんと覚えきれていない様子。計算はそのうち電卓にさせるから、きっちり身につけなくてもOKというような、ある意味合理的な算数なのかなーと思う。週末に勉強している日本の教科書でもちょうど九九の単元なので、我が家ではかけ算カードを作って、日本式に覚えさせることにした。最初は九九の「ごは しじゅう(5×8=40)」のような語呂が聞きなれないせいか、「かえって覚えづらい」と文句を言っていたハルカ。九九ソングも歌が嫌いと言って聴かない。それでも繰り返すうちに、ようやく九九に慣れてきたところだ。
家で勉強している国語の漢字も、2年生の秋から新出漢字がどんどん出てきて、週末に勉強するだけでは間に合わなくなってきた。週末の勉強時間を増やすか、平日に少しずつやるか、どちらがいいかをハルカに決めてもらい、平日のピアノがない日に漢字ドリルを1ページずつやることにした。学校では今年は宿題がさらに少なくなり、プリントなしで読書30分だけという日が多いので、漢字ドリルはわりと余裕でできている。1年生のときが一番宿題が多くて大変だったのに、学年が上がるにつれて宿題が減ってきているのは大丈夫なのだろうか…。
最近のハルカはすっかり英語で考えることが主体になってきていて、ちょっとした手紙や文章は日本語よりも英語の方がラクに書けるようだ。友達とおしゃべりするときも、何のストレスもなく自分の言いたいことを英語で言えている。ついに英語が優位になってきた…。それでも家で日本の教科書に沿った勉強はこれまで通り続けていくし、日本語の児童書をいつでも読めるように定期的に買い与えていくつもり。読みは大丈夫そうだが、漢字と作文が厳しくなっていきそう…。これもマーシャルの環境では仕方がないこと。家で地道に国語を続けていくしかない。その分学校では、英語の読み書き能力を大いに伸ばしてもらいたいと思う。


↓お絵描き大好き。上がハルカ、下がコウが描いたアンパンマン