HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

4年生、ついに教科書!

ハルカの学校では1年生から教科書というものがなかった。算数や英語は毎回プリントが配られて、その問題を解くスタイル。理科や社会も、もちろん教科書はない。教科書がないと、いまどんなことを勉強しているのか親には不明。今月はこんな単元を勉強します、という具体的なお知らせもないので、詳細を知りたい人は担任の先生に直接聞くしかない。
4年生になったら、算数だけ教科書を一人一冊ずつ与えられて、1年間自分の教科書として使うようになった。まるで図鑑のように分厚いこの教科書は、教科書と問題集が一緒になったような内容で、図書の本のように学校から借りているもの。毎年使いまわしているので、すでにボロボロ。一体何年使っているのかなあという感じ。算数の宿題がある日は、この教科書を持って帰るのでカバンはかなり重くなる。教科書を持って帰りたくないために、ハルカは授業時間内に宿題の範囲を終わらせてしまおうと頑張っているようだ。家で改めて日本の教科書を見てみると、カラーできれいでコンパクトによく考えられていて、これが無償で新品のものが毎年全国の児童に配られているなんて、すごいな日本!と思う。

↓新学期に配られた4年生算数の教科書。年季が入っていて、すでに折れ曲がっているページも...