HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

給食の話

新学期が始まり、早くも1カ月が過ぎた。ハルカの学校では毎月の授業料に給食費が含まれているので、毎日全員に給食が出る。メニューは日替わりで、月曜日はたいていスパゲッティーかマカロニなどパスタ系とフルーツ。その他の日は、玄米ご飯にチキンか魚のフライとフルーツ、もしくは玄米ご飯に薄いシチューのようなものをかけたご飯で、金曜日はホットドッグかハンバーガーなどパン系にフルーツであることが多い。毎月の献立表をお知らせしてくれる月と、知らされない月があり、今年度はまだ献立表が一度も配られていないので、ハルカがランチに何を食べているのか、よくわからない。まあ献立表があっても、材料を調達できなかったり、キッチンのオーブンが壊れたりすると、全く別メニューになることもよくあるので、必ずしも献立表のメニューを食べているとは限らないのだけれど。それでも学校で給食が毎日出るのは私立校だからであり、マーシャルでは「学校で毎日ちゃんと給食がでるんだ!さすがだね。」とよく言われる。公立校では今年度はまだ一度も給食がでていないそうで、子供たちは1ドル弁当を買ったり、近くの店のスナック菓子やラーメンで空腹を満たしたり、親がランチを持ってきてくれず、家にも帰れずお金もない子は何も食べられなかったりする。公立校の子供たちにこそ給食を毎日提供してあげたらいいのにと思う。ごはんを食べる目的で学校に来る子も増えるかもしれないのに。

さて、何気に「今日のランチは何食べたの?」とハルカに聞いたら、「今日はハンバーガーだったんだけど、見たら食べる気がしなくて食べなかったの...」とのこと。えー!毎日給食は食べていると思っていたのに!給食は昼休みにカフェテリアで自由に食べるので、生徒が食べても食べなくても、日本のように先生は関与していない。
ハルカからよく話を聞いてみると、新学期から週の半分ぐらいは見て食べる気がしなくて食べていないようだ。毎週一度は出るシチューぶっかけご飯が特に苦手で「あれは無理...」とのこと。昨年は毎日食べられていたのに、夏休み中に日本のおいしい食事や給食に慣れてしまったのかなあ。もしくは調理のスタッフが変わって、給食の味が少し変わってしまったのかもしれない。給食を食べなくておなかが空かないの?と思うのだが、10時にスナックタイムがありそのときに持ってきたおやつを食べたり、最近仲良しの子が毎日ランチにサンドイッチを持ってきているので、その子からもらったりして何とか大丈夫だそう。それを聞いて、ハルカにも簡単なサンドイッチを毎日持たせることにした。基本的には給食を食べること、どうしても苦手なメニューの日はフルーツだけもらって、持ってきたサンドイッチを食べる、と約束した。また給食を食べられるようになれたらいいのだけれどね。

↓夕暮れ時の海