HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

マーシャル隔離施設の食事、アメリカ食弁当

マーシャル入国時の10日間の隔離生活。毎朝8時に看護師さんが来て、窓越しに検温と血中酸素濃度のチェックがある。あとは朝・昼・夕に、ドアの外に置かれるお弁当を受け取り食べる、という生活。隔離施設は米軍基地内にあるため、食事は基地のレストランの厨房で作られたもの。マーシャルの隔離だけど、食事はマーシャルのローカルフードではなく、米軍基地のアメリカ食。基地内=ここはアメリカ。アメリカンな食事と言えば、ハンバーガー、ピザ、ステーキ?という程度のイメージだったけれど、実際のアメリカ食って、こうなんだ~と初めて知る毎日の献立だった。


<朝ごはん>

炭水化物が少なめで、スクランブルエッグやベーコンがたっぷり。冷凍食品のハッシュドポテトやソーセージのフライもついてくる。塩気のあるスコーン(パサパサ)がパンの代わり。たまにトーストした食パンがついてくる日もあり、そちらのほうが食べやすかったけど、残念ながらスコーンの日のほうが多い。スコーンにつけるバターやジャムはない。固めのスクランブルエッグには、日本から持参したケチャップが役立った。この朝ごはん弁当に、バナナがついたり、オレンジがついたりした。フルーツがつくのは、ありがたかった。

スコーン、スクランブルエッグ、カリカリベーコン、揚げたハッシュドポテト、揚げたソーセージ、バナナ
珍しくパンだった日の朝食。ベーコンのかわりにコンビーフがたっぷり入っていた。


<昼食・夕食>

昼と夜のメニューは、それほど変わらない。こちらも全体的に炭水化物よりタンパク質のほうが多い。主食が肉のような状態。白米と魚料理は一度もでなかった。マーシャル人も日本人と同様に米が主食だから、ご飯が出ないのは隔離中のマーシャル人もつらいだろうなと思った。肉のメイン料理+副菜(炭水化物と野菜)、という組み合わせで、炭水化物が副菜扱いになる感覚。フライドポテトやマッシュポテトを白米の代わりにするのは、なかなか慣れない。2日もたつと、ご飯が食べたい...となってくる。このお弁当にサラダやフルーツがつくことも多く、ありがたかった。りんごやオレンジはひとり丸ごと1個もらえた。アメリカスタイルでリンゴ皮ごと丸かじりができないので、日本から持ってきた小型ナイフが役立った。

スペアリブ肉、ポテトフライ、野菜
チキン、マッシュポテト、インゲン
ビーフ、マッシュポテト、キャベツ
スパゲッティミートソース、ソーセージ、ミックスベジタブル、サラダ
一番謎だったメニュー。肉、豆、かぼちゃのマッシュポテト。
チキン、ニンジン、ポテト、牛肉中華炒め風
弁当箱開けてビックリ。ドカン!と出たステーキ。固い肉のステーキの下には珍しくピラフのようなライスが少々あった。
10日間中、2回目のステーキ。付け合わせは茹でたスパゲッティ(ソースなし)とコーン。ステーキはプラスチックのナイフでは切れないから、日本から持ってきた小型ナイフが役立った。

私たちは、電子レンジで温めるタイプのレトルトご飯を日本から持ってきた。スーツケースで大いにかさばるし、重かったけど、持ってきて本当に良かったと思った。隔離施設でアメリカ食の合間に、2日に1回だけ食べるご飯とフリカケは本当に美味しすぎた。あとレトルト味噌汁も、日本だとなんてことないのに、このときは感動するぐらい美味しく感じた。


<一番美味しかったメニュー>
チキンがよくメニューに出たけれど、味があまりついていないときと、味がついているときがあった。こちらは味がついていたときのチキン。

チキン、ポテト、マカロニ、野菜


<一番微妙だったメニュー>
味が足りなかったので、日本から持ってきたゴマドレをかけて食べた。この10日間は日本から持参の調味料でアメリカ食を味変したおかげでおいしく食べられたこともあった。調味料の効果は偉大!

豚肉、マッシュポテト、芽キャベツ