HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

ハルカ8才の誕生日

誕生日ケーキ

ハルカが8才になった。誕生日にはガールズパーティー(女子会?)をしたいと言うので、学校の仲良しの女の子を3人だけ呼んで、家で誕生日会をした。ちょうど学校は午前授業の日だったので、午後たっぷりと遊ぶことができた。
誕生日会のお楽しみその1、ピザ作り。ランチを食べずに友達も学校から家に直接連れてくる予定だったので、誕生日会の最初のメニューはランチから。ピザ生地をホームベーカリーで作り、具材と共に準備しておき、子どもたちにひとり一枚ピザを作ってもらった。ピザ作るの楽しい!と言いながらワイワイと作ってくれた。具は各自好きなようにのせてみたら、ハム+パイナップルのみのピザか、ハムだけピザになった。玉ねぎ・ピーマンはもちろん、コーンも野菜だからのせたくないんだって!野菜嫌いですな〜。マーシャルの子は具だくさんの日本のピザは食べられないかもね、と思う。子どもに一番人気のピザはハワイアン(ハム+パイナップル)かペパロニ(サラミがのってるだけ)だものね。焼きあがったピザは私の不手際でちょっと焼き過ぎてしまったのだけど、みんなたくさん食べていた。
お楽しみその2、庭で水遊び。ビニールプールと水風船・水鉄砲を出して遊んだ。そろそろビニールプールという年頃でもないかなと思うが、暑かったから水遊びが気持ちよかったみたい。水風船は50個ぐらい作って投げて遊んだ。
お楽しみその3、ピニャーダ。ピニャーダとは、お菓子を中にいれたくす玉のこと。これをひもで高く釣り上げて、バットで叩き割るゲーム。割れるとキャンディーが上から降ってきて、子どもたちは大喜び。すいか割りの海外版みたいなものだ。先日友達の誕生日会でみてハルカもやりたいというので、今回ピニャーダを手作りした。家にある風船・新聞紙・お花紙・小麦粉の材料があればわりと簡単にできるけれど、のりを乾かす時間が必要で完成するまで3日ぐらいかかった。でもすごく盛り上がり、楽しかったので、また次も機会があればピニャーダを作ろうと思った。
お楽しみその4、苺のショートケーキ。ハルカの希望で、誕生日ケーキはマーシャルでは売っていない苺のショートケーキを作った。生の苺は手に入らないので、冷凍の苺を買ってなんとかそれらしく作った。誕生日ケーキ類は毎年6,7回焼いているので、さすがに失敗するようなことはなくスポンジも膨らみ、上手くできた。普段マーシャル人向けのケーキを焼くときは、市販のイエローケーキミックスを使い、フルーツなども使用せずにスポンジと生クリームだけで仕上げる。これがローカルスタイルなので、みんなが一番好きな無難なケーキ。でも今回は日本式な苺のショートケーキなので、ハルカの友達にはどうかな〜?と思いつつ出してみたら、一人は「いらない」と食べなかった…。あとの二人は苺が嫌いなようで、苺だけよけて食べていた。逆にコウは苺だけ食べてしまうから、まともに食べたのはハルカだけ!日本では子どもに人気の苺も、マーシャルでは不人気。おそらくマーシャルに住んでいると本物の苺を食べる機会もないから、食べたことがなくておいしさも知らないのだろうと思う。子どもって、知らないものは食べない・嫌い、というのが普通の反応だからね…。
お楽しみその5、ダンス。Youtubeで好きな曲を流して踊るだけ。子どもたちが好きな曲をその場でリクエストしてもらってすぐかけられるから、便利。いまハルカと友達の間で人気の曲はテイラー・スウィフトの"Shake it off"と、ブルーノ・マーズの"Marry you"。アメリカの洋楽。マーシャルでわりと流行っている。

このほかにも室内や庭でずっと遊び、みんなでたくさん遊んで楽しく過ごせた誕生日会だった。嬉しそうにしていたハルカを見ることができて、私も嬉しかった。

↓みんなでピザ作り。


↓ピニャーダ。この中にお菓子と紙吹雪が入っている。


↓なにやらおしゃべり。