HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

久しぶりにタクシーに乗る

裏海

午後、ハルカの学校へお迎えに行こうとしたら車のバッテリーが上がっていた。うわー。仕方なく車を置いて、タクシーで学校まで迎えにいくことに。家の前の道路でタクシーを拾おうと待つが、時間帯が中途半端なせいかなかなか来ない。車すら通らない。午後の西日がジリジリと暑い…。20分程待ってやっと来たタクシー、スピードを出していたため私たちの前を通り過ぎた。あーー、と思ったら戻ってきて乗せてくれた。よかった。マジュロのタクシーは庶民の足。料金は目的地まで定額制で、乗合いなので途中から他の人も乗り込んでくる。この日、移動する人が少ない時間帯なのか一人しか乗ってこず、ほぼ貸し切り状態で学校まで着いた。ガソリン代だって安くないのに、タクシーって採算取れるのかなと思ってしまう。
帰りは学校の前でまたタクシーを拾わないといけないのだけれど、学校はメインロードから脇道に入ったところにあるのでタクシーが通る本数が少なく、タクシーをつかまえても我が家の方面まで行ってくれないこともあるので、また一苦労。乗ってきたタクシーが他に誰もお客さんがいなかったので、運転手に「娘をお迎えして、また家に戻りたいんだけど、ちょっと待っててくれる?料金は往復分出すから。」と言ったらOKしてくれた。
この状況、車を降りて、さあタクシー待たせてるから急いで!となるのが、我ながら日本人。マーシャル人のママなら全く急ぐ様子もなく、余裕でタクシーを待たせたまま行動できるだろう。私にはまだまだできないわ〜。いつものようにのんびりしているハルカを急かして帰り支度をさせ、先生のトークも短くかわし、待っていてもらったタクシーに急いで戻ると、補助の先生が乗っていた。「この人を先に送ってから行くからね〜。チャンポ・チャンポ(散歩)だよー。あはは」と運転手さん。まあいいか、と付き合うことにしたら家とは全く反対方向のRREまで行く羽目に。そこで折り返して、途中道端で運転手さんの知り合いのおじいさんを見つけ、「乗れ乗れ!チャンポ(散歩)だぞ!」と無理やり助手席に乗せて自分の話し相手にしていた。ハルカは早く家に帰りたいだの、足元にゴキブリの小さいのがいるだのギャーギャー言っていたので、足を空中に上げておけば大丈夫でしょ!と一喝。ようやく家に着いて、往復分のお金を払う。このタクシーにかれこれ1時間は乗っていた。やれやれ。