HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

コウの誕生日会

誕生日会

今年のコウの誕生日は、幼稚園の教室で誕生日パーティーをした。事前に先生に誕生日パーティーをしたい旨を伝えると、授業時間内でパーティーの時間を作ってくれるので、親がケーキやピザなどを持ち込んでパーティーを開催できる。ハルカのときもそうだったけれど、3−4歳のプリスクールと5歳のキンダーの頃は、教室で誕生日会をする子が多く、毎月のように学校でピザとケーキを食べてくる。学年が上がるにつれて誕生日会をする子は減り、いま5年生のハルカの年になると1年間に2人ぐらいしか誕生日会をしない。
コウのクラスには、偶然コウと同じ誕生日のネイヤちゃんがいる。昨年は、まだコウが幼稚園に慣れていなかったので、ウチは特に誕生日パーティーはやらなかったのだが、同じ誕生日のネイヤちゃんはパーティーを開催。コウは昨年は「ボクも誕生日なんだよ!」と先生にアピールして、ネイヤちゃんに便乗して一緒にお祝いをしてもらったらしい。今年も便乗するわけにもいかないし、コウが自分の誕生日会をしたいと言うので、ネイヤちゃんと一緒にパーティーをすることにした。ネイヤちゃんのママと、パーティー準備の分担をするために話し合わないといけないのだが、面識がなくて連絡先もわからない。ハルカのクラスはさすがに顔見知りの親御さんが多いのだが、コウのクラスはまだ5人ぐらいしか顔見知りの保護者がいない。というのも、日本と違ってPTAの保護者会では全校で集まるから、クラス単位で親御さんたちと顔を合わせる機会がないし、名簿も配られないので同級生の名前すら子どもから聞く以外に知るすべがない。先生にネイヤちゃんママのメールアドレスを教えてほしいと伝えたが、先生から返事もない。困ったなと思っていたら、ネイヤちゃんのパパが会社に来て、介と誕生日の相談をしてくれた。会ったことがないので全然知らないと思っていたネイヤちゃんの両親は、会社のお客さんで、ママは従業員のひとりと親戚だった。知らないと思ってたのは私だけで、向こうは知っていたみたい。マジュロという小さい島に住んでいると、なにかと知り合いですぐ繋がったりして、世間の狭さを実感する。
誕生日当日、決められた時間に教室へ行くと机の配置が既にお誕生日会用にしてあって、準備万端。私はテイクアウトしてきたピザを30人前と紙皿などを用意。ネイヤちゃんママがケーキとアイスクリームなどを用意した。ネイヤちゃんママとはこの日初めて会って話をしたけれど、英語もペラペラなマーシャル人キャリアウーマンというタイプの人で、とても親切でいい人だった。コウとネイヤちゃんのニコニコ笑顔がかわいくて、私は写真を撮りまくり。みんなに誕生日の歌を歌ってもらい、私までとても幸せな気持ちになった。教室を準備してパーティーの進行をしてくださった先生と、一緒に誕生日パーティーをしてくれたネイヤちゃんママに感謝したい。