HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

クルマの話

クルマ

ここ最近、我が家の車にガタがきていて、あちこち故障が増えてしまった。だからまだ動いて売れるうちに、新しい車に乗り替えることにした。マーシャルで車に乗っていると、車が傷むのが本当に早い。潮風でサビが発生してしまうのと、日本のような厳しい車検もないのでメンテナンス不足、というのが主な理由だと思う。いま乗っているパジェロ・イオは車高がやや高くて小回りもきいて運転しやすく、とても気に入っていた。マーシャルの道路では、木から落ちたココナッツが転がっていたり、スコールのあと大きな水たまりができていたり、道路が冠水していたり、ということがよくある。そんな時も、車高が高いと安心して走行できる。子供たちの学校へ迎えに行かないといけないので、毎日少なくとも40分は運転する。車は私の生活に欠かせなくなってる。
この前は運転席側のドアが、サビで部品が外れて開かなくなってしまった。修理に出すと2、3日車を預けることになるのだが、ちょうど車が必要な週だったのですぐ修理に出さず、しばらくは運転席から後部座席に身を縮めてなんとか移動し、後部ドアから乗り降りする、という不便な状態だった。毎回エクササイズだと思って我慢した。その後、修理に出して運転席側ドアは直してもらったが、今度は助手席側のドアが、部品がサビてダメになり開かなくなってしまった。
あとは、ここ1か月以上エアコンが壊れている。これもサビで穴があいているそうだ。エアコンの部品を交換しないと直せないので、日本から部品取り寄せで1か月待ち。常夏でエアコンが効かないのは結構きつい。昼間、窓を開けて走っても車内温度が軽く40℃を超えてしまう。学校のお迎えに行く午後3時頃は一番暑い時間帯なのだ。最初の頃は車内が暑すぎて、外に出た方が涼しいぐらいなので「なんでこんなに暑いの!」とイライラしてた。あまりに暑いので一体何度あるのだろうかと、車内に温度計を置いて温度を測りだしたら、こうすれば気温が下がるとか、こうしたら暑い等、理科の観察みたいになってきて、気がつけばイライラしなくなっていた。ストレスの矛先をちょっと変えてみると、思いのほか効果があるものだ。
今はその観察結果による対処法でなんとかやっている。車を炎天下に置いて車内が高温になると(45〜50℃)、エアコンなしで窓を開けて走っても下がる温度はせいぜい3〜5℃なので、たいして涼しくはならない。エアコンが効かない車は、最初から炎天下に駐車しないのが一番効果的。真夏にエアコンが壊れたけど、すぐに修理できない方はぜひ以下の対処法をお試しください!

<真夏にエアコンが壊れた車に乗るコツ>
1.日陰に駐車して、車の窓を数センチでも開けておく。そうすると車内温度が外の温度と同じくらいにキープされるので、それほど暑さを感じなくて済む。熱くなった車でも、日陰に移動させて窓を開けて1時間置いておくだけで温度は下がり涼しくなる。
2.炎天下に駐車して車が熱くなっていたら、フロントガラスとボンネットに水をかける。水の気化熱効果ですこし涼しくなるような気がする。
3.氷の入った冷たい水筒を用意して、冷たい飲み物をこまめに飲んで体を冷やす。