HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

小児科を受診

もらってきた薬

幼稚園での集団生活が始まると、病気をもらってくるようになる。この前、コウの下痢が4日間続いていたので、わりと元気で食欲もあったけれど念のためマジュロ病院に連れていった。病院では、まず総合受付に行き、外国人診察料(薬代込み)20ドルを支払う。そのあと、小児科へ移動し名前が呼ばれるまで待つ。以前は一般外来と同じ場所にあった小児科が、昨年から新しく別の場所に移動した。親子しかいない明るい雰囲気の待合室では、TVモニターでアニメをずっと流している。おかげでだいぶ快適に利用できるようになった。予防注射も予約なしで毎日受付しているので、好きな時に行けるのもいい。ただ、移動した場所がすごくわかりづらいところにあるのに案内板もなく、初めて来た人にはまずわからないだろうと思うが、誰もそんなことは気にしていない。
午後の小児科は思いのほか混んでいて、2時間以上待たされた。先生が一人しかいなくてのんびりやっているので、なかなか進まない。途中から一般の内科の先生がヘルプに来て先生二人体制になったら、名前を呼ばれた。ヘルプの先生は小児科医ではないけれど、まあ仕方がない。
病院に来る前に家で頭に入れてきた英単語を駆使して、病状を説明。下痢は英語で「ダイアリーア」、マーシャル語で「ピローロ」。下痢のときは日本からもってきた整腸剤を飲ませ、食事に気を付けて様子をみるけれど、3日以上続いていたら大人も子供も病院で抗生物質をもらって飲んだほうが早く治るような気がする。途上国で下痢になる原因は、細菌が原因であることが多いらしいから。
病院では脱水を防ぐ粉末ドリンクのようなものと、抗生物質のシロップ、ビタミンAと、亜鉛のサプリを処方された。亜鉛のサプリは薬局で「これはもうない」と言われてもらえなかった。いまのコウに必要と思わなかったから別にいいけれど、必要な薬が「いま品切れ」と言われたらどうするのだろうかと、ふと思う。コウは、もらってきた抗生物質のシロップを飲んだらみるみる効いて、すっかり良くなった。2時間待ったけれど、もらってきてよかった。下痢が治って1週間後、今度は気管支系の風邪をもらってきてしまった...。幼稚園の通い始めは、こうなるよね...。