HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

新3年生

海は毎日きれい

8月上旬から新学期が始まり、ハルカは3年生になった。学校は1学年1クラスなのでクラス替えもなく、そして始業式もなく、気楽に始まった。担任の先生は、今年からマーシャルに来たアメリカ人女性。若いけれどしっかり授業をしてくれそうな先生、という予感。3年生になってから、ハルカは毎日連絡帳に宿題と連絡事項を記入していて、ちゃんと書いたかどうかも先生がチェックしている。この事だけでも、ちゃんとみてくれる先生だろうと思う。昨年は楽しくフレンドリーなタイプの男の先生だったので、連絡帳なんて一日だけ書いてあとは全く使われていなかったし!ハルカは初日から新しい先生のことを気に入ったようで、「先生はドクターペッパーが好きなんだって!」と教えてくれた。先生、あの飲み物がお好きなんですね…。


<日本から帰ってきて感じた、日本の学校との違い>
日本の小学校とマーシャルの小学校を比較してみました。(比較したハルカの通うマーシャルの学校は、環境が特に恵まれていると言われている私立校なので、公立校となると状況はかなり異なります。)

・2ヶ月半の長い夏休み。夏休みの宿題は一切なし。授業は英語で学ぶ。
・上履き・体操服はなく、毎日制服のTシャツとビーチサンダルで登校。
・文具はすべて学校で用意されているので、新学期に道具箱はもちろん筆箱・ノートすら持っていかなくてもOK。
・10時頃にスナックタイム(おやつ)があり、お菓子を学校に持っていける。(但し、飴・ガム・チョコはダメ)給食はカフェテリアで食べる。
・職員室・保健室・体育館・プールは学校にない。校庭は狭く、遊具は少ない。
・具合が悪くなったら校長室で休ませてもらう。子どもが頭をぶつけたら給食用の冷凍食品で頭を冷やす。ハルカも冷凍ブロッコリーで頭を冷やしたことがある。
・掃除、給食当番はない。
・マーシャルの年間平均気温は27℃。常夏で一年中昼間は30℃超えることが多いけれど、教室にはクーラーがないので毎日暑い。
・小学生でも留年や飛び級あり。
・全校朝礼の最後には、必ずマーシャル国旗掲揚と国歌斉唱をする。
・校旗・校歌はない。校章はある。
・学校便りや諸連絡は、すべてEメール。プリントでの連絡は基本的にない。
・クラス担任のほかに一人補助の先生がついていて、宿題の丸つけ・連絡帳チェックなど雑務を負担している。クラスや生徒の大きな問題を解決するときは校長先生の出番で、担任の先生は授業をするのがメインの仕事、という感じ。日本の先生のほうが断然忙しくて大変そう。
・いじめやケンカで暴力や問題を起こした子は、校長先生と面談など段階を踏んで、それでも反省が見られない場合、学校を退学になるという規則が明記されている。