HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

ニックネーム

ニックネーム

学校でハルカのマーシャル人の友達はたいていニックネームを持っている。日本でいう「あだ名」なんだけれど、赤ちゃんのときに名前とは別に親からつけられる事が多い。幼稚園ぐらいまでは学校でも先生からニックネームで呼ばれている子も、1年生からは正式な名前の方で呼ばれたりする。日本だと名前とニックネームは同じような響きになることが多いが、マーシャルは全く違うことが多い。アメリアちゃんのニックネームは「タキ」、タミシャちゃんは「マムシー」、ジュスリンちゃんは「ジューシー」、アイザーマンくんは「チチ」、ネルーくんは「ネネ」など。一人の子に名前がふたつあるような感じで、私も慣れないうちは覚えきれずあとから「タミシャとマムシーって、同一人物だったのね!」ということもよくあった。台湾人の子は中国語の名前とは別に英語名を持っていて、学校ではブルースとかシンディーとか英語名を使っている。日本人と同じようなアジア系の顔で名前が英語名だと最初は若干違和感があったが、慣れてしまえばそのほうが覚えやすく呼びやすいし、便利。
ハルカには、特に正式なニックネームはない。友達同士で遊んでいるときに親しみを込めてニックネームで呼び合うことがあるようで、学校でハルカのニックネームは友達が考えてくれた「ハルキ」。最初聞いたときは「えっ?ハルキでいいの?」と思ったが、本人は特に嫌がっていなくて、「ハルキ」が定着しているようだ。「ハルカ」という名前は、わりと日本人以外でも覚えやすく発音しやすいようなのでニックネームがなくても平気だが、弟のコウの名前は、難しくて覚えづらく発音もしづらいみたい。コウにこそ、ニックネームがあったほうがいいのかもしれない。台湾人の子のように英語名をつけるとしたら、ケビンとかマイケルとか?いやー、今さら呼べないな〜。