HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

夏休みと釣り

6月からマーシャルの学校はお休みで、夏休みは早くも5週目に入った。昨年に引き続きコロナの影響で、夏休みの日本への一時帰国が今年もできない。とても残念だけど、マーシャルはまだ入国制限で海外からの再入国はできないので仕方がない。日本の家族に会えない代わりに、お手紙を書いたり、オンラインで話をしたりしている。
夏休みだけれど行くところもなくて暇!という外国人家族がわりといるので、週末は誰かの家のパーティーに呼ばれたり、我が家でも人を呼んで夕飯を食べたりと、国籍問わず身近な友人たちと交流して過ごしている。
あと高校生から大学生対象でマーシャル政府やNGOが主催するセミナーやイベントをチェックして、ハルは自分が興味のあるものに参加している。参加費無料でおやつとランチ付き。行けば、たいていハルの友人や知り合いも参加しているから、楽しいようだ。

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シュノーケル

波が穏やかな週末であれば、裏海でシュノーケルや釣りをしている。冬場は波が荒い日が続いていたのだけれど、最近はだいぶ波が穏やかな日も増えてきた。この前の週末に釣り装備のボートで裏海に出たら、久しぶりにササムロが寄ってきた。ササムロはカツオが好きなようで、カツオをエサにしていると、どこからかやってくる。一度ボートの近くにやってくると、私たちが帰るまでずっとボートの近くを周回している。

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ボートに寄ってきたササムロ

目の前で泳いでいるのが見えるのに、なかなか釣れない。針につけたエサには近寄っても素通りして、撒き餌ばかり食べる。私たちが帰るときには、持ってきたエサをその場で全部海に捨てるのだが、それを辛抱強く近くで待っているみたいだ。ネットで調べた情報によると、ササムロは沖縄ではグルクンと呼ばれていて、小さめの針のカゴ付きサビキで釣るのが一般的らしい。
この前はササムロが現れると思わなかったので、釣りバッグにサビキの針は入れていたのだけれど、カゴとサビキ用エサを持ってきていなかった。それでも最初に現れた1匹目は、サビキ針にエサを付けたら一瞬で釣れた。これで他のササムロが釣れるかと思いきや、そのあと来た大きめの3匹は、エサ付き針は近寄るだけで食べないので、一匹もかからなかった。やっぱりカゴ付きのサビキじゃないとダメなのかも。

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エサに近寄るだけでかからないササムロ


この日はササムロ1匹とフエフキ3匹が釣れたので、全部唐揚げにした。ササムロは小骨が多いので、ぶつ切りにして少し長めに揚げて小骨もカリカリと食べられるぐらいの唐揚げにすると、食べやすいしおいしいかった。次はカゴとエサもちゃんと釣りバッグに入れて、寄ってきたササムロは釣りあげたいと思う。

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1匹だけ釣れたササムロ