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太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

海外で小学生の漢字学習

子供が海外で現地校に通い、家庭学習だけで国語を勉強していると、まず最初に遅れがちになるのが漢字。これは、しょうがないと思う。日本にいれば日常生活で、漢字で書かれた看板やポスターや本を目にしたり、学校では漢字テストもあるけれど、海外にはその環境が全くないのだから。漢字が身近になく必要性もなく、モチベーションも弱いと、ただでさえ覚えるのが大変な漢字が、だんだん億劫になって、ますます漢字が遅れてしまう。この悪循環に陥らないために、我が家で工夫していることを6つ紹介。

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一年生の漢字学習


1. 学年別の漢字ポスターをトイレなどの壁に貼る(漢字が目に入るように)。


2. 毎週必ず漢字学習の時間を、少しでも確保する。(小学生の新出漢字はたくさんあって、ただでさえ時間が足りない。毎週やらないと学年レベルについていけない為。)


3. 子供が興味を持ちそうな日本の児童書や雑誌、漫画本を家に置いておく(日本語を日常で気軽に読めるように)。


4. 漢字を完璧に書けるようにしないとダメとか、書き取り20回等、学習のハードルを日本並みに高くしない。まずは読めるようになればOK、次は書けるように、とレベルを段階的に上げていく。読みができたら褒める、次に書けたら褒める、基本は褒めてやる気を持たせて、調子を上げ、学習を継続させていく。


5. 漢字の習得度は、学習時間に比例する。学年相応の漢字が書けなくなってきても、時間を作って勉強すれば必ずできるようになる、苦手なのではなく単に学習時間が足りないだけ、と親子で信じて、途中で諦めずに続ける。


6.新出漢字を学習するときに、その漢字を使った単語や熟語を一緒に学習する。これが、普段家庭内の日本語会話だけでは使わないような単語がどんどん出てくるので、新しい言葉を教えるいい機会になる。


ハルは日本の学年でいうと小6。小学校最後の学年となる今年は、これまでで最も漢字学習の時間が取れていて、最近はだいぶ書けるようになった。学校で外国語の授業として、週に2回×40分の日本語の授業がある。クラスではひらがなを習っているレベルなので、先生に相談して日本語の授業中は持参の漢字ドリルを自習させてもらっている。今期は授業中、ずっと漢字ドリルに集中していたそうで、そのおかげで6年生の新出漢字が12月にすべて終了。これまでは学年レベルの遅れを取り戻すのに必死だったのに、こんなの初めて!でもまだ定着はしていないので復習しつつ、怪しい5年生や4年生の漢字も復習しているところ。


小1のコウはひらがなが書けてカタカナも読めたので、大丈夫だろうと安心していたら2学期になってから教科書に新出漢字が怒涛の勢いで出てきた。1年生残り6ヶ月で80字も新出漢字があるなんて!これにはさっそく出遅れたので、この暇な冬休みに毎日2字ずつ学習して挽回。新出漢字は小学生向け漢字辞典を使いながら、一字ずつノートに読み方、書き順、言葉・文を書いて学習している。ハルは時間がなかったり、漢字ドリルだけで何とかなっていたのでノートまではやらなかったが、コウは丁寧に進めたほうがいいタイプなので、ノートを書いて学習している。まだ始まったばかりだけど、親子で頑張っていきたい。



新出漢字を勉強するときに、とても役立っている本がこれ。大きくてカラーで見やすく、使いやすい。ハルもコウも使えたし、日本語を勉強している子に漢字を教えるときにも便利に使える。

小学生の新レインボー漢字読み書き辞典 第6版

小学生の新レインボー漢字読み書き辞典 第6版

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2018/12/04
  • メディア: 単行本


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