HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

夏休み中の勉強~日本の教科

マーシャルで過ごした2か月半の夏休み。子供たち二人は国語と算数を中心に勉強した。日本語補習校のない国で中一になったハルの学習教材は、これらを選んだ。

・進研ゼミ中学講座
スタディサプリ
・くもん中学基礎 漢字ドリル
・日本の教科書

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中1の家庭学習教材


小1から小6まで続けた、海外子女教育振興財団の通信教育をやめて、中1からスタディサプリに切り替えた。スタディサプリは、教科書に沿った授業を動画で見て、オンライン学習をするというもの。教科書とテキストも使いながら勉強する。毎月の定額制で、プロの塾の先生によるたくさん用意された国数理社英の授業が、他の学年の分も見放題。オンラインの塾みたいで、私たちには新鮮だ。


ハルは、国語は順番に全ての動画を見ながら進めている。数学と社会は動画よりテキストでの学習のほうが自分のペースで早く進めるからいいようで、動画はわからない箇所だけしか見ていない。1つの動画は10分~15分程度で、飽きないように考えられた長さなのだけど、オンラインの一方通行授業を聞く習慣がないからなのか、退屈すると集中力が切れがち。特に自分がもう理解した内容の説明をもう一度先生が繰り返していると、面倒に感じるらしい。勉強をスタディサプリ一本にすると、うちの子はちょっと飽きてきてしまうかもと思った。

進研ゼミは、小学講座までは分量が多くて終わらせるのが大変だったのに、中学講座になるとコンパクトな分量になり、ハルにはちょうどよく、使いやすい教材となった。我が家はずっと紙テキスト派。量が少なくなったけれど、重要なポイントは押さえている感じで安心できる。スタディサプリを始めたし、進研ゼミの継続を少し迷ったのだけど、テキストの内容もわかりやすくていいので、続けてよかったと思った。今のところ、スタディサプリと併用で、学習内容の定着を図っている。日本の中学生活を垣間見れる、別冊の情報誌も興味深く読んでいる。ただ、中間期末テスト対策の冊子等はハルは全く使わないから、その分はもったいなく感じる。


漢字は、くもんの中学生用ドリルを1冊買ったので、コツコツと続けて最後まで終わらせる予定。知らない語句は別のノートに書いて、辞書で意味を調べて記入し、日本語の語彙を増やしている。将来日本語で困らないためには、最終的に(高卒までに)日本の新聞をスラスラ読めるぐらいにはならないといけない、と思う。本を読むのが好きなので、日本の中学生向け小説も時々、買い与えている。
この夏は日本のマンガに夢中になっていたので、マンガ関連で日本語を使うことが多かったようだ。こういうのも大事だと思う。小学一年生から完全に家庭学習のみで学年相応の学習を続けてきたハルも、もう中学生。まだ諦めずに、日本の勉強も続けていくつもりなので、私は適度で適切なサポートをするのみ。


小2のコウは進研ゼミと、百マス計算ドリルと、新出漢字のノート学習をしている。進研ゼミの楽しく勉強を続けさせる仕組みとノリに完全にのせられているので、コウには合っているようだ。毎月テキストは赤ペン問題まで終わらせている。毎月の副教材もコウの心をがっちりと掴んでいる。7月に船便で5月号がようやくマーシャルに届いた。5月号はトマト栽培キットがついてきた。それはもう、ワクワクしながら組み立てて、種をまいた。コウの頭の中はいつもトマトの事を考えている。毎日観察して、芽が出ただの、葉が出ただの、大騒ぎで喜んで愛情を注いて育てている。毎日がそれほど忙しくなくて、生活に余白がたくさんあるから、進研ゼミが新鮮で楽しいのかもしれない。

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ある日の夕焼け