HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

お気に入りアイテム、お重箱、おひつ、寿司桶

私は重箱がお気に入りで、正月だけでなく、普段でもよく使っている。だからお重箱は、キッチンのすぐ取り出せる場所に置いてある。一番便利に使えるのは、持ち寄りパーティーのとき。三段重ねで、テーブルに置くときに省スペースな上、料理を皿に移したりしないでそのまま置ける。おまけに、巻きずし、唐揚げ、おにぎり、焼き菓子など、何を入れても美味しそうに見える。庭からバナナの葉を取ってきて中に敷いて、その上に料理をのせても見栄えがする。もちろん、ピクニックのときの家族用お弁当箱としても活躍。持ち運びには、風呂敷が欠かせない。風呂敷も私の好きなアイテムで、いろいろサイズがあるので、お重箱を包むのにちょうどの大きさのものを使う。


これまで使っていたお重箱は、実家からもらってきたプラスチック製のもので、気軽にいろいろ使っていた。そんな中、2つ目のお重箱として、我が家に大正時代のお重箱がやってきた。木製で骨董品だ。日本人の持ち寄りパーティーでもお重箱を使うのは私ぐらいしかいないので、「わぁ、お重箱!」と言われたりする。そこにこの2つ目のお重箱を持って行き、「あ、これ、大正時代のものなんですよ」と軽く返して、人を驚かせている。

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左がプラスチック製、右が大正時代のもの。

プラスチック製と木製のお重箱を比べると、見た目はそれほど差が出ないように思うけど、料理を入れたときに見栄えに差が出た。大正時代のお重箱に、いきなりカリフォルニアロールを入れたらお重箱がびっくりしちゃう気がして、まずはお稲荷さんを入れてみた。
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次におひつ。私は、5合の大きさのおひつを持っている。介の祖母宅にあったもので、これも我が家では重宝している。パーティーでもBBQでも、数人が家に来た時でも、マーシャルでは白米を出すことが多い。大きなボウルやアルミ皿にご飯を入れるとすぐ冷めてしまうけれど、おひつに入れれば蓋があるから保温効果があり、ご飯が冷めてもおいしい状態になる。ウチの炊飯器は古いタイプなので、保温して1、2時間も経つとご飯の味がかなり落ちてしまう。でも炊けたご飯をすぐおひつに入れてしまえば、その心配もない。おひつに入れたご飯は、ほのかに檜の香りがするのも気に入っている。日本人でもおひつを使うのは私ぐらいしかいないので、これも使うと「わぁ、おひつ!」と言われたりする。

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おひつ


最後に寿司桶。酢飯を作るときと、ちらし寿司を作るときに使っている。ボウルで酢飯を作るよりも、酢飯が冷めるのが早いし、米がべたべたすることもなく作れる。ちらし寿司は、作って寿司桶のままテーブルに出せるのもいい。

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寿司桶

そのほかにも、蠅帳、ハエ取りリボン、蚊取り線香キンカンゲームボーイも使っていて、昭和感が漂う懐かしのグッズがいろいろと現役の我が家。特に和のキッチンアイテムは、実用性に優れているだけでなく、使っているだけで心にゆとりを与えてくれるような気がしていいものだ。大事にして、長く使っていきたい。