HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

いつのまにか、PTA役員

今年、コウのクラスはPTA役員がなかなか決まらなかった。例年だと、誰かが「私やります」と引き受けてくれたり、他の親から「〇〇さん、やってよ」と声があがり、推薦された人が引き受けたりして、自然に決まっていた。昨年やった人は今年はやらなくていいとか、小学校のうちに最低1回は引き受けないといけない、とか、日本でありそうな全員平等ルールは一切ない。ボランティアなので、やりたい人・無理せずできる人が進んでやるもの、そういう位置づけになっている。だからクラスのPTA役員を3年連続やっている人もいれば、一方で全くやらない親もいる。全くやらない人がいても、その人を白い目で見たりすることはない。自分がやりたければ、手伝う。そして、それはみんなからすごく感謝される。もしやりたくなければ、やらない。その決定は個人の自由だから、誰も非難しない。堂々とやらなければいい。私はこの考え方が、とてもシンプルで好き。ボランティアって、仕方なくイヤイヤやるものじゃないと思うから。


私は、わりと学校ボランティアに参加するほうなのだけど、クラス役員は何となく自分が外国人だからクラスをまとめる役はマーシャル人のほうがいいと思って、遠慮していた。今年の担任の先生から、「クラス役員をやってくれないかしら?」と声をかけられたときも、「考えておきます…」と言葉を濁したはずだったのに、気が付けば、コウのクラスのPTA役員になっていた!いつのまにかクラス役員として私の名前が入っていて、連絡のEメールも来るようになり、「私、クラス役員なのでしょうか?なぜ私の名前が?」と先生に聞くタイミングを逃して、PTA総会で発表され、さっそくクラスの手伝いを始めてしまい、今に至る。

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学校


クラス役員は他に2人いて、そのうちの一人はコウの友達のベテランママ(正確にはおばあちゃん)で、彼女が頼りになる人なので、それほど心配することはない。いまは週末のハロウィン行事に向けての準備で忙しい。予想外だったのは、PTA連絡のEメールがすごい量で飛び交っているので、それを読んだり返事をするのにわりと時間が取られること。これも英語の勉強だと思って、パパッと素早くわかりやすい英文メールを書けることを目指して、何とかこなしている。


この前、校長先生が送ってきたメールには、ハロウィンの準備について書かれていた。先生は文中で“ Please wear your flexibility hats on Friday”と書いていた。直訳すると、「(ハロウィンのある)金曜日は柔軟性のある帽子をかぶってください」となる。PTA役員はハロウィンで、布製の魔女の黒いとんがり帽子みたいのを被ってね、という意味、、、ではない!後に続く文章から読みとると、「当日に若干の変更も予想されるから、柔軟に構えておいてください」という意味だった。文字通り柔らかい布製の帽子をかぶって「校長先生!柔軟性のある帽子かぶってきましたよー!」と言ったら、面白い冗談になるのかな。日本人の私がやると、本気で間違えたように見えて笑えないか!今年はPTAで時々忙しくなるけれど、学校とのつながりが強くなるし、知り合いが増えるし、学べることもあるから、楽しんでやりたいと思う。