HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

新学年

気がつけば、久しぶりの更新となりました。今年も夏休みは日本で過ごし、8月から子供たちは学校で新学期を迎え、ハルカは6年生に、コウはキンダーガーデン(幼稚園年長)になった。学校では、6年生からはミドルスクール(中学)となり、ハルカもついに中学生に。エレメンタリースクール(小学校)と一番の違いは、自分の教室で一日中授業を受けるのではなく、毎時間教科ごとに、自分の持ち物を全部持って、先生の教室に移動して授業を受けること。授業と授業の間も休み時間がなく詰まっているし、重いリュックを持って移動するから、忙しくて大変らしい。選択科目の授業では高校生と一緒に受ける授業もあり、先輩のいいところや悪いところも見ている様子。
コウはキンダーガーデンになり、担任の先生が新しい先生になった。しかし8月の新学期を前に予定していた先生が辞職してしまい、担任の先生が不在に。どうするんだろう、と心配だったがピンチヒッターで、事務員としてフィリピンから来た男の先生が担任をすることになった。保育園で経験があるとのことだったが、いきなり5,6歳児が28人いる教室を任されて先生も大変そうだったけれど、いい先生で、次の先生が来るまでの約2ヵ月間を代理担任で子供たちを教えてくれたのでよかった。
学校で毎年のようにあるのが、先生が途中で急に辞めて国へ帰ってしまうという事態。健康上の理由だったり、家庭の事情だったり、職場が嫌で我慢できなくなったり、と理由は様々だけど、一番被害を受けるのは生徒たち。本来受ける予定だった授業が受けられなくなり、勉強内容が著しく低下することになる。マーシャル在住の先生をすぐ雇えればいいけれど、それはほぼないので、外国から来てくれる新しい先生を探し、先生が見つかったら先生の労働ビザを申請し、2ヶ月くらい待って、やっと赴任できる。代わりの先生を見つけられたらいいほうで、代わりの先生を雇うこともなくそのまま学年終わるまで先生不在、校長先生やアシスタントの先生が授業して対応するということもある。コウのクラスには10月に、ようやく正式な担任の先生が来て交代した。今年の担任はフィリピン人の女の先生。コウのクラスは国際色豊かで、一番多いのはマーシャル人の子、他にフィジー、ジャマイカアメリカ、フィリピン、台湾の子がいる。毎日楽しく学んでくれたらと思う。

↓給食の風景