HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

バスケの試合

学校対抗のバスケの公式戦が始まった。小学生の部(5,6年生)、中学生の部(7,8年生)、高校の部(9年生~12年生)というカテゴリーに分かれ男女別で、平日の放課後に試合が組まれる。マーシャルの学校には「部活」がない。バスケ部がないのに、どうやってチームを作るのかというと、まずは試合が始まる2,3週間まえに校内でチームに参加したい生徒を集めて、トライアウト(入部テスト)をする。チーム参加希望者は大勢いるわけではないので、たいていはトライアウトに行けば、そのままチームに入れる。そしてチームは2週間くらい放課後に練習して、本番の試合に挑む。小学生・中学生はまだバスケをちゃんとやったことがない子が多いので、2週間の練習だけでチームが出来上がるわけもなく、公式戦も球技大会のレベルだ。

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試合中


それでも参加した子は一生懸命に練習や試合をするし、スポーツの楽しさを気軽に味わえていいと思う。バスケの試合が終わり、次にバレーボールの公式戦が始まれば、また同様にバレーボールのチームにも自由に参加できる。1つのスポーツに縛られることなく参加できるのがマーシャル、1つのスポーツを極めるのが日本の部活。どちらにもメリット・デメリットがあるように思う。


試合では学校ごとにチームTシャツを作って、着る。各校でチーム名もあって、ハルの学校のチームは「Mad Dogs(狂犬たち)」。強そうな名前。他には、ローラ高校「Sharks(サメたち)」、マーシャル諸島高校「Geckos(ヤモリたち)」、アサンプション高校「Saints(聖者たち)」など。


ハルはバスケが苦手なので参加していないが、友達が試合に出るので応援にいった。女子の試合に男子も応援に来ていて、みんなで盛り上げていて楽しそうな雰囲気だった。公式戦の会場は、公立小学校のバスケコート。当然、屋外で床はコンクリート。試合中に転んだときに、擦り傷になって痛そうなのがかわいそうだけど、木の床の体育館なんてものはマーシャルにないので仕方がない。ハルの学校のチームは、現在2戦2勝中。頑張れ、Mad Dogs!

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Mad Dogsのマーク