HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

社会科見学で大統領に会いに行く

mikamikamika2018-01-10

ハルカのクラスでは、今年は社会科見学が充実。これも今年のクラス役員のママと担任の先生のおかげ。今回はなんと、大統領のオフィスを訪問。クラスの子のお父さんが現職の官房長官なので、この社会科見学は実現した。すごい。生徒と先生のみの訪問だったが、クラス役員のママから「あなたも一緒に来る?」とお誘いを受けて、参加させてもらった。ここ最近、毎回社会科見学のお手伝いで参加していたから、誘ってもらえたのだと思う。滅多に行く機会のない場所を訪問できて嬉しい。
マーシャル諸島共和国の現在の大統領は、ヒルダ・ハイネ大統領。太平洋ミクロネシア地域で初の女性大統領だ。大統領オフィスは最近改装されたそうで、新しくキレイ。場所はICC(国際会議場)の2Fにある。オフィスに着くと、先客の台湾からの団体が面会中だったので、待合室のような場所で静かに待機。この部屋にはマーシャルを代表するアミモノ(カヌー、オボン、ジャキ)などが飾られていた。いよいよ大統領に会えることになり、会議室に入れてもらう。政府要人と話し合う会議テーブルの立派な椅子に、生徒たちを座らせてくれた。
生徒たちは大統領に会う前に、授業で大統領への手紙を書いた。代表の生徒5人が、その手紙を大統領の前で読み、大統領はメモを取りながら小学生の意見を真剣に聞いてくれた。ハルカも大統領の前で手紙を読んだ。そのあと、生徒一人一つずつ大統領に質問をした。「どうしたら大統領になれますか?」「大統領の仕事は楽しいですか?」「子どもは何人いますか?」「学生時代はどんな生徒でしたか?」「いまの私にアドバイスをください」等、小学生からの質問にすべて丁寧に答えてくれた。大統領になる前は教育大臣をしていたヒルダ・ハイネ大統領。子どもたちのために30分以上時間を取ってくれ、最後はサンドイッチやクッキーの軽食まで用意してくれた。みんな大喜びで食べて学校へ戻った。家に帰ってからハルカに「大統領オフィスで何が一番印象に残った?」と聞くと、「クッキーがとってもおいしかった!」との答え。興味深いいいお話をたくさん聞けたのに、結局マガエ(食べ物)ですか!大統領もそのあたりをよくわかっていて軽食を用意してくれたのかな。さすが、大統領。


↓大統領オフィスにて。中央が大統領。

↓各国からの贈り物と並んで、アマタ・カブア大統領と陛下のお写真も飾られていた。

↓竹下総理のときに、訪日したのかな?