HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

マーシャルのおいしいもの

マグロ

食料品のほとんどを輸入に頼っているマーシャル。スーパーの物価は高いし野菜の鮮度は悪いし、ときには卵・牛乳・米などが品切れして、1週間以上買えないときもある。買い物に行ったら、いい品は見つけたときにその場で買うのが基本。まだたくさんあるし明日買おう〜とのんきにしていると、品切れて買えなくなることも。漁船の人や商店を経営している人が買い物にきて、ごそっと買い占めていくこともあるのだ。また、定番商品は別として、一度売り切れたものがまた後日入荷するとは限らない。だからこそ、いい品はその場で買う!

今回はマジュロの買い物の講義ではなく、最近食べた、マーシャルのおいしいものをご紹介したい。まずは新鮮なココナツ!これは日本ではなかなか飲めないはず。コウはココナツが大好きで、この前は冷蔵庫の玉ねぎを指差し「ココチチ?(コウ用語でココナツ)」と聞いてきた。似てるかな、と並べてみたら似ていた。ココナツは冷蔵庫で冷やして飲むとおいしい。木の種類や実の大きさにより味に少しずつ違いがあり、大きなココナツはさっぱり系で甘さはあまりなくスポーツドリンクのような風味。小さいココナツのほうが、少し甘味のあるジュースであることが多い。ハワイで1つ5ドルで売られていたココナツも、マーシャルでは1つ50セント。値段も嬉しい。

次はマグロ。スーパーではマグロ刺身のさくが1パック3ドルぐらいで売られている。日本の半額。赤身もトロも同じ値段なので、おいしそうな部分を選んで買う。近海で取れた生マグロなので、水っぽさもなく身は柔らかておいしい。暖かい海で獲れたマグロだからか、脂がのったマグロにはなかなかお目にかかれないが、年始にミッキーのママからおすそ分けしてもらったマグロは大トロで最高においしかった。こんなに脂がのったマグロもマーシャルにあるんだなー。いつも買えたらいいのに。マーシャル人もマグロは大好き。マーシャル流マグロの食べ方、基本はブツ切りにしてライムと塩、もしくは醤油で、たまに醤油タバスコ味。以前、食べきれないほど大きなマグロをもらったときに、会社のマーシャル人従業員にも分けてあげようと、日本式にさく取りして配った。さくのほうが家で刺身にするときに切りやすいかなと思ったのだが、みんな家には持ち帰らずその場で刺身をチョコバーのようにむしゃむしゃと食べてしまった。こんな刺身の食べ方もあります(笑)。


↓大玉ねぎ(左)と小ココナツ(右)。似ているかも。


↓トロをお寿司で食べたくて、握りにしてみた。普段はマグロ丼で充分。