HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

お正月

2015年の元旦は、我が家で新年会からスタートした。ここ数年、介は31日まで仕事で、仕事始めも2日からなので、我が家はいつもマーシャルで年越しをしている。お正月といっても家族だけだし、紅白見られないし、おせち材料もたいして買えないし、と私のモチベーションが低いため、例年は大晦日の夜からおせちの準備していたが、今年はお客さまを呼んでいるので30日から計画的に準備開始。おせち料理は時間がかかる、ということだけは身に染みて覚えているので計画は重要だ。26日ごろからマジュロのスーパーを巡って、おせち材料を探して買い出しをした。
作ったおせちは、ヤム芋のきんとん、なます、黒豆、松前漬け、エビのうま煮、魚の南蛮漬け、煮しめ、人参と竹の子の煮物、煮タコ、鶏ハムロール、出し巻き卵、ムール貝のオーブン焼き、鮭のみそ焼き、枝豆、マグロの刺身、雑煮。できあいは買えないから、すべて一から手作り!大晦日はハルカの習い事の送り迎えもあり、コウの相手をしつつ、家族のご飯の支度の合間におせちの準備を進めるので一人で大忙しだったが、作り甲斐は大いにあった。できあがった黒豆やきんとんを子どもたちが「おいしー!」と味見をしてくれたので、それだけでも良かった。日本の伝統的な味は、日本人なら小さい頃から覚えてほしいもの。
元旦の新年会はお昼から夜まで、お客さんが20人ぼど来てくれた。ほとんどは在住日本人だけれど、今年はハルカのピアノの先生や、ハルカの友達のおばあちゃんもお呼びした。日本に深い興味を持ってくれている人にも、ぜひおせち料理を食べてみてほしいと思ったからだ。新年会には日本酒も2升出して、みんなで賑やかに楽しい時間を過ごした。おせちの一番人気は、やはりお雑煮だったかな。我が家の関東風のお雑煮は、人参・大根・鶏肉の汁に焼いた餅と菜っ葉を少々入れる。介のお母さんが送ってくれたフリーズドライの柚子と三つ葉も入って、完璧な日本の味。今年もよりよい1年が送れるよう、毎日を大切に暮らしたいと思う。


↓2015年のおせち


↓ハルカは友達と水彩絵の具で「書きぞめ」。普通にお絵かきしています。