HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

間違い電話

トラ

私の携帯にかかってくる電話の四割は、知らない人からの間違い電話。着信の表示をみて知らない番号ならでないときもあるけれど、たいていは誰かな?と一応電話にでる。しばらく相手に喋らせた後、相手がアレ?と思ったあたりで「間違いですよ」と告げると、スムーズに間違い電話は終わる。間違い電話の中には丁重に「ごめんなさいね」と謝り、電話が終った後さらに「ごめんなさい」というメッセージを送ってきた人もいる。なんだか平和。
しかし、先日の間違い電話は少し違った。私がいつものように「番号間違いですよ」と告げると、「そうだ、間違い電話だ!」といばって答える。マーシャル人のおじさんらしき相手が英語で話し始めたのでよく聞いてみると「私の電話に着信があったけど、間違いだからもうかけてこないで欲しい」と言っている。「え、私あなたに電話なんてしていませんよ…」と言ったが「5,6回このナンバーから着信があったんだ!」と堂々と返され、もしかしてコウがいたずらしてかけた!?と一瞬ひるみ反論できず。「もうかけてこないで!」と怒られ、よくわからないまま電話は終わった。自分の携帯の発信履歴をすぐチェックしてみたが、やはり私の番号からかけたという事実はない。「間違い電話をかけてこないで」という間違い電話だった…。