HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

クリスマスパレード

クリスマスパレード

12月も半ば、マジュロにクリスマスパレードがやってきた。島に1本の道路をデコレーションした車がゆっくり進み、沿道の子どもたちにアメやお菓子を投げるというイベント。今年は介の会社も参加するとのことで、見物と撮影を兼ねて街まで出て、会社の前で子どもたちと見た。パレードは午前8時半にリタを出発、というのが告知されていた時間だったが、結局2時間以上遅れてスタート。いつ始まるのかわからないままただ待っていると、なんだか眠くなってくる。午前11時半ごろに会社の前にやってきた。ハルカもパレードに参加するという案もあったが、きっと待ちくたびれていただろうから、乗せなくてよかった。マーシャルの子どもたちも沿道に大勢集まり、キャンディーを待っていた。
パレードは今年のマジュロのサンタが先頭で踊り、バンドが生演奏しながら走る車もあり、ミッキーマウスとミニーもいた。しかも2組!ミッキーは世界に1匹のはずでは…。海が身近な島らしく、ボートを牽引する車も多い。会社のトラックもやってきた。従業員を大勢乗せていて、みんな楽しそうだった。ちょうどそのころ、ハルカはお菓子が取れず、泣きべそをかいていた。ライバルのいない家の前と違い、街中では素早い動きの子どもたちに遅れを取り、1つも取れなかったのだ。顔見知りの人がわざわざ「ハルカ!」といって投げてくれたお菓子も取れず、もたついている間に奪われた。「もう帰る!」と言い、半泣きのハルカをみていた近くの女の人が、親切にお菓子を分けてくれた。街での収穫はそれだけ。
ひとまずパレードは会社を通過し、デラップパークでお昼休憩をして空港へ向かうという情報を得たので、その間に家に帰った。午後3時ごろ、家の前にパレードがやってきた。再びミッキーや会社のトラックもきた。朝から一日がかりで大変だろうに、みんなけっこう楽しそう。ハルカはお菓子取りのリベンジ!家の前ではライバルはトラぐらいしかいないので取り放題。たくさんのキャンディーを取り、すっかり笑顔。1日の大半をクリスマスパレードで終えたこの日、得た教訓:クリスマスパレードは街中ではなく、家の前で見るべし(我が家の場合)。

↓会社のトラック

↓手渡しでお菓子をもらう(家の前の道路ならでは)

↓ご主人が乗る車に併走する犬

↓キャンディーたくさん