HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

メンコブーム再び

マーシャルで買ったメンコ

いまマジュロの小学生の間で大流行の遊びがメンコ。2,3年前にも大人気だった時期があるので、定期的に流行っているのかもしれない。よくコンクリートの地面の上で子どもたちが集まってメンコをしている。あわせて逆立ちも流行っているようだ。ハルカの学校にもメンコを持ってきている子がいて、休み時間に遊んでいる。「私もメンコほしい〜!」と言うので、一緒に買いに行くことに。マジュロに出回っているのは中国製の丸いメンコで、中国系のスモールストアで売っているらしい。ワンダラーストアで見つけたら、こんなにたくさんの業務用サイズで値段は1ドル!原価はどれほど安いのか。ウルトラマンクレヨンしんちゃん遊戯王などのニセモノが印刷されていた。買ったものの、ちょっと多すぎなので友達に分けて使っている。
マーシャルのメンコの遊び方は、メンコをひとつの山積みにして、山を目がけて自分の持ち札1枚を叩き、山が崩れた分だけ自分の取り分になる、というルール。マーシャル語でメンコは「バッ(く)」という。マーシャル人が言うのを耳で聴くと「バッ」としか聞こえないのだが、後ろに無声音の「は」と「く」の中間のような、表現しづらい音が、わずかに入る。メンコ、意外と発音が難しい…。メンコは日本にも昔からある遊びだから、もしかしたら日本語由来のマーシャル語かなと思ったのだが、「メンコ=バッ(く)」では、全く違う。ところが、東北地方の方言でメンコを「パッタ」というそうなのです!これ、きっとそうでしょう!明治から昭和の時代に日本人が遊んでいたメンコは、時代を経て受け継がれ、今でもマーシャルの子どもたちに人気。