HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

公立幼稚園訪問とハプニング

事件の記事

ハルカの通う学校から徒歩5分程のところに、公立の幼稚園がある。先週の水曜日、クラスで公立幼稚園まで散歩がてら訪問しに行くという、ちょっとした遠足があった。子どもたちは1本のロープをつかんで一列になり、電車ごっこのようにして歩いていったそうだ。ハルカは小さな園庭にあった見慣れない遊具に魅了されたらしく「外で遊んで楽しかったよ。またあの幼稚園に遊びに行きたい!」と言っていた。
その日、いつもどおりお迎えに行って帰ろうとするとロビン先生が来て、公立の幼稚園で起こったハプニングを話してくれた。幼稚園で向こうの先生が大人同士でけんかをしてしまった。しかも子どもたちの目の前で。それを見て怖い思いをした子もいたようで、このような体験をさせてしまって申し訳ないとのこと。お迎えにきた親ひとりひとりに説明して謝っていた。最初、けんかと聞いて子供同士の事かと思ったが、先生同士のけんかと聞いてビックリ。ハルカにそれとなく聞いてみると、ハルカは目撃していなかったのか、マーシャル語の口論で意味がわからなかったのか「先生のけんかなんて見てないよ。向こうの幼稚園の女の子が泣いていて、怒ってる先生がいたのは見た。」と言っていた。とりあえずハルカには影響なかったようだ。
地元紙を読んでいたら、何とこの事件のことが記事になっていた。ハルカのクラスが訪問中の出来事だったので、その場にいた付き添いの親が「子どもたちの安全はどうなっているの!?」と怒り、すぐに教育省に報告がいき、問題となったようだ。記事によると、女の先生3人が教室で口論となり、公立幼稚園の子たちはけんかが始まると教室のドアから逃げだし、訪問中だったハルカのクラスの子たちは教室の隅に避難して怯えていたという。子どもたちの前で、しかも他校の生徒が訪問中に、なんでそんなけんかを始めてしまったのか理解に苦しむ。けんかをした先生たちは2週間の無給という処罰が下されたらしい。マーシャルでもこの件は、教師として許されない事として認識されたようだ。