HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

英語の読み書き

先週、ハルカの学校でリテラシー・デー(Literacy Day)というのがあった。リテラシーとは読み書き能力のこと。学校で子どもたちがどうやって読み書きを学んでいるのか見に来てください、という授業参観のようなイベントだった。
まず最初は、毎朝やっているお決まりの朝の挨拶。"How are you today?"や、今日は何月何日何曜日で、外の天気は?という質問にみんなで答える。この同じ質問を毎日繰り返すことで、自然に単語を覚えていく効果があるのだろう。そのあとは、先生による絵本の読み聞かせ。絵本も新しい話ではなく、子どもたちのお気に入りを繰り返し読んでいるようだ。もう話の一部を暗唱できる子もいるぐらい。英語の絵本は短い文のなかで詩のように韻を踏んでいるものが多いので、リズム感があって覚えやすいのかも。絵本の文章を繰り返し聞くことから、英語特有のイントネーションやリズム感を身につけていくのかなと思った。先生の読み聞かせも演技力があって面白く、子どもたちは聴き入っていた。
絵本を読んでもらったあとは、その絵本についての絵を描く時間になった。紙とクレヨンが各テーブルに渡されると、おえかき好きなハルカは真っ先に描きはじめた。でも描いたのはママの顔…。近くに座っている女の子たちに「ハルカ、それなに描いたのよ」と聞かれ、「マイ・マミー!」と堂々と答えるハルカ。先生の指示を聞いていなかったようだ。授業中のハルカの様子をみていると、先生の話を7割ぐらいは聞いて理解しているようだが、時々他のことに気を取られたりしていて話を聞いていない。でもそのぐらい、この年齢ならしょうがないかなとも思う。話を聞いているときは、積極的に発言したりして授業によくかかわっている。若干ムラがあるけれど、プレスクール2年目の後半になり、ようやく7割程度は英語の指示を理解してついていけるようになったので、よく頑張っているとする。絵は、私が横で「さっき読んでもらった、はらぺこあおむしの絵を描くんだってよ」と補足説明すると、「わかったー」と言ってあおむしの絵を追加で描いていた。
家では最近、幼稚園の宿題以外は英語のワークはやっていない。ひらがなを覚えて自分でお手紙を書けるようになり、ひとりでよく手紙をせっせと書いているので、それをやらせている。壁に貼ってあるひらがな表をカタカナも併記しているものに替えたら、カタカナも覚えて書けるようになってきた。あとは、ぬりえとお絵かきが相変わらず好きで、毎日やっている。読み聞かせは、英語の絵本は幼稚園に任せるとして、家では日本語の絵本を毎晩読んでいる。家での読み書き教育は、やはり日本語が中心だ。

↓朝の挨拶。この日はハルカが前に出て、先生のお手伝い。

↓絵本の読み聞かせ。先生のエンターテイメント性が発揮される。
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↓絵本のお話の絵を描く時間。
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