HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

隣の結婚式

主役のふたり

うちの隣は4歳のレイチェルという男の子が一人いるマーシャル人家族が住んでいる。庭に木にぶら下げたブランコがあり、たまにハルカと散歩がてらブランコ遊びに行くことがある。マーシャル人だけど英語が普通に話せるし、クーラーや大きな冷蔵庫のある一軒家に夫婦とこどもの3人だけで暮らしている。ハワイでしか買えないような物をよく持っていたりして、わりと裕福な家みたいだ。
日曜日、レイチェルの4歳の誕生日と夫婦であるヘミコとルークの結婚式に呼んでもらったので、行ってきた。日本では、たいていみんな結婚式を挙げるし、式は挙げなくても入籍して「結婚」の形をとるが、マーシャル人は結婚式どころか子供ができても結婚しない人が多い。とくに結婚にこだわりがないのだろう。そんなマーシャル人が多い中、盛大に結婚式をするというのは珍しいほうだと思う。
夜7時半からと聞いていたが、2時間遅れのマーシャルタイムではなく時間通りに始まっていた。隣の敷地に150人ぐらい人が集まっており、特設の教会まで作ってあった。教会の牧師さんも呼んでいて、この手作りの教会で新郎・新婦それぞれの入場から始まり、誓いの言葉やお祈りなどのきちんとしたセレモニーを40分ぐらいを行っていた。テントの下に椅子が並べられた客席があり、みんなはそこに座って見守っていた。セレモニーが終わると、前にいる主役の夫婦に一人ずつ挨拶に行き、プレゼントなどを渡す。客席のテントにはお菓子やおもちゃや服がぶら下がっていたのだが、セレモニー終了と同時に早い者勝ちで客のお土産になるらしく、一瞬で消えていた。
挨拶が終わるとみんなのお待ちかね、マガエ(マーシャル語でご飯)の時間。マーシャル料理のご馳走が山盛りのプレートをいただいてきた。ハルカはマーシャル人の子供たちに囲まれたりしたが特に驚きもせず、みんなにヤーコエッ!(こんにちわ)と言ったり、風船をもらって喜んでいた。私も貴重な経験ができて面白かった。

子供に囲まれるハルカ↓

テントにぶら下がるお土産↓

山盛りマーシャル料理↓