HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

担任の先生、突然の帰国

コウの担任の先生が突然、母国のアイルランドへ帰国することになった。今月マーシャルから出国できる唯一の飛行機の乗ることを、出発の一週間前に決断したのだ。先生から保護者へ、先生の気持ちを綴った挨拶のEメールが送られてきた。コロナウイルスがないマーシャルでは、学校も通常通り行われていて、授業があと7週間残っているので、先生も相当悩んだそうだ。でも、アイルランド政府や自分の家族が心配して戻ってくるように言っていることが一番の理由で、家族のために国に戻ることを決めたらしい。家族が一番大切なのはみんな同じ、それは仕方ないよと、保護者はみんな理解を示して、文句を言う人など一人もいなかった。それは、とても優秀な本物の先生で、子供たちのために一生懸命に指導してくれたことにみんな感謝しているから。最後の日の午後はクラスでお別れパーティーが開かれた。
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コウも先生のおかげでこの1年、英語力が飛躍的に伸びた。今年はこんないい先生に巡り合えて会えてラッキーだったと思う。来年も担任の先生として教えてもらえたら尚よかったけれど、何でもそう上手くはいかない。先生の大変な長旅、マーシャルからアイルランドまで何回乗り継ぎだろう。少なくとも3日間はかかりそう。無事に国へ帰れますように…。


先生が帰ったので、今週からは代理の担任で、事務室の男の先生に代わった。本来は事務の先生なのに、何でもやってくれるオールマイティな先生で、小学校や中学で先生がいないときの代理教師やら、司書の先生になったかと思えば、給食室で人数が足りなくて忙しいときにも呼ばれて調理を手伝っていたり、学校にとって助かる先生となっている。みんなが便利に頼りすぎていて若干心配だけど、今回もこの先生がいてくれて、よかった!


写真は、グアム行きのチェックインタイムのマジュロ空港。人が、いない。今月マーシャルから1本しかない飛行機だが、マジュロから乗る人は15人だけ。経由地のクワジェリン、コスラエ、ポンペイ、チュークで乗客が少しは増えるだろうけれど、航空会社もそれは運休の判断せざるを得ないよね…と思う。

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4月の空港