HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

ハロウィン カーニバル 2019

先週末、学校でハロウィンのイベントがあった。毎年恒例のハロウィンは、子供たちが楽しみにしている行事のひとつ。夕方から仮装して学校に集まり、校庭をパレードし、先生が審査員となってその年のベストコスチューム賞が何人か選ばれる。そのあと子供たちは各教室をまわり、トリック・オア・トリートで先生からキャンディーをたくさんもらい、校庭でPTAが用意する模擬店やゲームを楽しむというお祭り。ハルのクラスからは綿あめを出店したので、私もお手伝いに参加。綿あめは役員ママと私の2人しか人手がなかったので、綿あめに並ぶ人々をさばいていくのに大忙し。

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ハロウィンカーニバル

この行事に今年で参加10回目のハルは、いかにみんなと違うオリジナルな仮装で面白いかどうかが勝負どころと考えているようで、毎年2か月くらい前からコスチュームについて考え始めている。今年は結局、首にネジがついた不気味な人形に仮装。コウは、映画アラジンに出てくる”ジーニー”に仮装した。日焼けをしていたおかげで、映画版ジーニー役のウィル・スミスの肌色に近くなってよかったと、コウは鏡を見ながら満足げに言っていた。

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もらったキャンディー

学校では、子供たちのいろいろな仮装を見るだけで楽しい。今年、私がベストコスチュームをあげたかった子は、コウの一つ下の学年のゲスターボくん。彼は小さいころからキレのある仮装をしてくる、学校のハロウィンの常連。2歳のとき、男性ストリッパーに仮装(ベストコスチューム受賞)。裸の上半身に蝶ネクタイだけして、ズボンに1ドル札たくさん挟んであったりして、ここまでやるなんてすごいなと衝撃を受けた。3歳のとき、ホームレスに仮装(ベストコスチューム受賞)。無精ひげに生活用品が入ったおもちゃのショッピングカートを押すというリアルな感じに、さらなる衝撃。翌年はどうなるかと期待していたら、4歳のとき、マイケル・ジャクソンに仮装。十分面白いはずなのだけど、前年のインパクトが強すぎて、私の目にはマイルドな印象に。やっぱり子供の年齢が上がってくると、自分でやりたい仮装も出てくるから、今年はスーパーヒーローとか無難な方向にいってしまうのかな、と思っていたら、今年の彼の仮装は、選挙ポスター。旬な時事ネタの仮装!いまマーシャルでは、来月行われる4年に一度の総選挙を控え、町中選挙ポスターだらけ。仮装のポスターも、街にあるような選挙ポスターに似せて「Box#1 クラス代表に!」とあって、公約が「#もっと休み時間を #自動販売機 #毎週月曜日は給食をピザとアイスクリームに」と芸が細かい。でもゲスターボくんは、残念ながら今年のベストコスチュームには選ばれなかった。一番面白かったのに、なぜ!ハルも同じように思っていたようで、家に帰って二人で審査員の先生のセンスに、ケチをつけていたのだった。

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今年のベストコスチューム賞