HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

プリスクール入園

3才のコウは、8月の新学期からハルカと同じ学校のプリスクールに入園した。これまで毎日、24時間ママと常に一緒の生活をしていたので、泣くだろうなと覚悟していたが、案の定「ママ〜、幼稚園イヤだ〜おうちに帰る〜」と泣いた。コウからすれば、突然英語だけの環境になるし、知っている友達もいないし、ママもいないしで、大変だろうと思う。初日はそれでも頃合いを見てサッと置いてきたのだが、ママを探して2回泣いたそう。コウが泣き止まないので、先生がハルカの教室に連れていってくれてハルカと話をしたら、落ち着いて泣き止んだらしい。
幼稚園3日目は、家にいるときから「幼稚園イヤだ、行きたくない、幼稚園諦める」と言い、泣いて登園拒否。一体何がイヤなのかと聞くと、ママがいないのがイヤだと言う。「じゃあ今日だけママが一緒にいてあげる」となだめて、その日は教室の後ろで見学することにした。プリスクールは子供が慣れるまでの最初の2週間は、親やベビーシッターが教室にいても先生は黙認しているので、他にも5人くらい保護者がいた。2週間過ぎたころから、「そろそろ保護者は子供を教室に置いて、帰ってください」とお知らせが来る。コウの幼稚園での様子を1日見学してみたら、思っていたよりも授業や活動自体は楽しんで参加していて、先生の指示も英語なのにその場の勘で理解している様子だった。これは幼稚園がイヤなのではなく、本人が言うようにママと離れることだけがイヤなんだなとわかって、私の迷いも解消。
ハルカが入園のときも泣いていたけれど、3日目からは泣かなくなっていた。ハルカに当時のことを聞いてみたらよく覚えていて、「初日はママがいなくなるのがイヤで不安で本気で泣いた。2日目は泣いたらママがいてくれるかなと思ってのウソ泣き。3日目からは、もう泣いてもダメなんだとわかってたから泣かなかったし、幼稚園が結構楽しいことがわかった。」とのこと。子供って3才になると大人が思っている以上にいろいろ考えているんだなーと驚き。コウの泣きも、私を引き留めるための手段なのかもしれない。
2週目に入ってもコウは「幼稚園イヤだー」と登園時に泣いた。でもここで譲ると、泣けばママは一緒にいてくれる、もしくは幼稚園に行かなくてもいい、ということを覚えてしまうと思い、私は泣いて嫌がるコウをマーシャル人の先生に抱っこで手渡しして教室を去る、という日々が続いた。登園時は泣くものの、お迎えにいくとご機嫌で、先生に聞くと私が去ったあとはすぐ泣き止んで大丈夫だそう。その後も毎日泣いていたが、普段仲良くしている日本人のSくんから「幼稚園行っているんだ。泣いてないの?すごいね!」と言われたことをきっかけに、登園14日目「今日はもう泣かないで幼稚園行くよ」と言い、ついに泣かず嫌がらずに自分の足で教室に入り、私にバイバイと手を振って登園できた。ようやく!その瞬間、先生たちも拍手。ひとつ壁を乗り越えたコウだった。

↓入園準備品は、おやつ入れケース、水筒、リュック。以上!あとはユニフォームのTシャツ(1枚10ドル)を学校で購入。クレヨン・はさみなどの文具はクラスで共有、上履きも体操服もないから買う必要なし。