HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

サマースクール

サマースクール

6月に入ってから3週間、ハルカはサマースクールに通った。幼稚園の教室で、4〜6才対象で午前中だけのスクールだ。先生も同じなのでいつもの幼稚園とあまり変わらないかなと思っていたが、クラスのメンバーに小さい子もいたり大きい子もいたりで新しいお友達ができたり、子どもが好きそうな活動(絵の具・シャボン玉・音楽など)や遊びが中心なので、ハルカは毎日楽しんでいた。兄弟・姉妹で参加している子もいて、お姉ちゃんは妹が悪いことをすると叱ったりするので、ハルカもマネをして小さい子が悪さをしていたら叱っているらしい。そして、サマースクールにはユニフォームのTシャツを着ていかなくてOKというのがハルカには嬉しいようで、毎朝かわいい洋服を自分で選びオシャレをして通った。
新しいお友達でジェイクという男の子が気に入り、その子に"LOVE JAKE"と書いてハートマークをいっぱいつけた手紙とお菓子をあげたら、翌日ジェイクが花束をプレゼントしてくれた。その姿に「かわいい〜!」とお母さんたちや先生は微笑んで見ていたが、なぜか花束を恥ずかしがって受け取らないハルカ。最終的には受け取って家に持ってかえってきたけれど。プレゼントをあげて振り向かせておきながら「もうジェイクは古いから、いまはデリクソンなの」と言って、既にお気に入りは別の子になっている。かわいそうなジェイク…と思ったが、当人たちはあまり気にしていない様子。幼児たちの人間関係は気まぐれのようだ。