HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

レロジのお葬式

葬儀が行われている教会

マジュロのレロジ(女酋長)、アタマ・チトキアが先週亡くなった。マーシャルでは昔からの酋長が残っており、基本的にすべての土地は酋長が所有する。政府や個人は酋長から土地を借りて住んでいるのだ。マジュロのレロジはマーシャルでもトップクラスの大物酋長。その人物が亡くなったというのはビッグニュースで、マジュロでは軽く騒ぎが続いている。
まず先週はハルカの通学路にしているマジュロ病院の裏手の道が、警察が出て通行止めにされた。レロジの遺体を病院から搬出するためだという。でもいつ搬出するのかわからず、なんと3日間も通行止めの状態だった。病院から遺体が運び出されてようやく通行止めが解除された。今週は国会での葬儀が1日、マジュロダウンタウンにある教会で24時間×2日間のお葬式をしている。マジュロに住むほとんどの人が参列者となり、ひとり$1とそれとは別にお金(香典)と食料(米やチキンなど)を納めに行く。夜など、混んでいる時間帯に行くと3〜4時間待たされるらしい。介の会社でも従業員全員を連れてお葬式に行ってきた。マーシャル人従業員は家族単位でも、納めなくてはいけないお金と食料の割り当てが決められていて、それを葬式に持っていくという。明日は葬儀はローラに移動して行い、来週はもっと大規模な葬儀をダウンタウンで行うらしい。つまり1週間以上お葬式は続くようだ。ちなみに次のマジュロのイロジは、現大統領のジュレラン・チトキア氏になる。