HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

ハルカ デス!

coop school

プレスクールに通い始めて1ヶ月が過ぎた。急に英語だけの環境で大丈夫かと心配だったが、ハルカは特に気にする様子もなく、先生の指示もなんとなく理解して?授業に楽しく参加している。3才クラスなので複雑な会話がまだ必要ないし、同じクラスの子供たちも半分以上は英語が母語ではないので、なんとか大丈夫なのかもしれない。プレスクールに通う前にハルカに教えた英語は、教室で最低限必要な単語(Sit down、Stand up、Snack Time、Clean up、Toilet)と簡単な単語20語のみ(dog,cat,chocolate,banana,等)。ハルカが理解している英語をリストにして担任のロビン先生に渡しておいた。
会話文は「What's your name?」だけ理解していたので、英語で何か質問をされると名前を聞かれていると思って、答えはすべて「ハルカ!」だった。クラスでも先生の質問に対して、たとえば「What songs do you know?(みんなはどんな歌を知ってるかな?)」の問いに、ハイッと手を挙げて「ハルカです!」と元気に答えていた。先生は、ハルカが発言しようとする積極性を認めてくれて、間違っていたり日本語で答えていても「Goog Job! (よくできました!)」と褒めてくれていた。そういう場面が多かったようで、数週間するとクラスの子や先生たちがハルカを見るとニヤニヤして「ハルカ デス」と言うようになり、「マーカス デス」と自分の名前を日本語で言う子まで出てきた。自分がやりたい、自分に貸してほしいという場面でも「ハルカデス!」と言っていたと思われるので、毎日クラスで名前を主張していたようだ。おかげでみんなに名前を覚えてもらったようだけれど。
最近、自分で「What's this?」という文を覚えてきた。意味もわかっているので、この質問には「ハルカデス!」とは答えない。こうやってほおっておいても少しずつ英語は覚えてくるだろうから、私は所々でサポート程度に英語を教えている。やはり大事なのは日本語、と思っているので、遊びの中で絵本の読み聞かせやカルタなどをして、日本語への興味を持たせるようにしている。