HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

椰子の木

mikamikamika2006-08-24

この前買ったココナツをナイフで切って、入れ物にしてみた。乾燥したらけっこう丈夫になった。南の島には、いたるところに椰子の木が生えている。家の敷地内にも当然ある。椰子の木の下に車を停めたり、長時間過ごしてはいけない。たまに重たい椰子の実がドスンと落ちてくるので危ないから。年間に一人ぐらいは椰子の実が頭に落ちて死ぬ人もいるらしい。
そう聞いているのに、地元の子供が椰子の木にバスケットゴールを取り付けて、ガンガン遊んでいるのを目撃。ボールの衝撃で椰子の実が落ちるんじゃないかと心配。私はまだ椰子の実が自然に落ちるのをみたことがない。お店で売っている椰子の実は、収穫した新鮮なもの。電気工事のときに使う、人が乗れるボックスがついたクレーン車を使って、高いところの椰子の実を刈り取っている。
喉が渇けば椰子の実のジュースで水分補給をし、内側についている果肉でココナツミルクを作ったり、ココナツフレークを作ったり、コプラという椰子油の原料にしたりする。椰子の実の殻は、火を起こすときの燃料代りに。椰子の葉も使えば、魚を捕獲する網を作ったり、アミモノや家で使うラグなども作ることができる。少ない資源をフル活用してきた文化なんだなーと思う。