HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

国語辞典を買う

日本から何年振りかに新しく国語辞典を買った。たくさん出ている国語辞典の中から選んだのは「角川必携 国語辞典」。国語辞典だけど百科事典も兼ねているそうで、文章を書く際に便利でオススメらしい。誰のオススメかというと、作家の井上ひさし。読んでいた本に出てきたのは、井上ひさしの作文教室での以下の発言。

”『作文教室』に辞書を持たずにいらっしゃるということは、大胆不敵というか、関ヶ原の合戦に槍や刀を全部おいて丸腰で駆けつけるようなものです。”


私のことだ!と思った。戦場に丸腰で駆けつけるような状態だったとは。辞書ってそんなに大事だったのか。
そんなわけで購入した辞書をさっそく眺めてみる。似ている言葉の使い分けコーナーが頻繁にあって、読み物としても面白い。例えば「特徴・特質・特性・特色・特長」の使い分けとか、「のらりくらり・ぶらぶら・ごろごろ」の違いなど、読んでいくと日本語の楽しさが広がるような感じ。もし自分が無人島に1冊だけ本を持っていけるとしたら、私はこの国語辞典を持っていくことに決めた。無人島、わりと身近にあるのだけれども…。

この辞書は小学生も高学年くらいから使えるようなので、リビングに置いておいて、子供たちの勉強用にも使っていこうと思う。

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