フィールドトリップ

ハルカの学校では時々フィールド・トリップ（Field Trip）がある。授業中に校外に出て勉強をすることで、社会科見学・校外学習という意味あいのもの。フィールドトリップに行くときは、基本的に前日までに先生から行き先などの連絡があり、親は「我が子を参加させることに同意します」と署名した紙を提出する。この紙を提出しないと参加できず、学校に残ることになる。といっても毎回必ずではなく、急に決まった短時間のフィールドトリップなどは、親の承諾もなく突然出かけていくこともある。
先日はスーパーとローカルフード マーケットに行くというフィールドトリップがあった。授業で栄養のある食べ物について勉強をしていて、特に野菜・果物をとることの大切さを習っているようだ。マーシャル人の食生活は野菜不足の人が多く、肥満や糖尿病になる大人がとても多い。今回の学習の狙いは子どもたちが実際にお店で売られている体にいい野菜・果物を調べてくること。
フィールドトリップに行った日、ハルカから感想を聞いた。朝、ローカルフードマーケットに行ったら、まだやっていなくて「テーブルの上でおじさんがゴロンと寝てた」だけだったらしい。せっかくみんなで行ったのに、テーブルに載っていたのはローカルフードではなく、酔っ払って寝ているおじさん・・・。その光景を見てみんな口々に「オーマイガッ！」と言って帰ってきたそう。先生、せっかく連れていったのにお気の毒。気を取り直して、午後にまた行ったところ、今度は野菜や果物がたくさん並んでいて、ローカルフルーツを試食してきたとのこと。楽しいフィールドトリップだったようだ。

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