HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

ピジン言語

ハルカの幼稚園の友達イサベラのお母さんの親友(こう書くと長い…)とこの前話したこと。イサベラのお母さんはソロモン人でお父さんはオーストラリア人なので、家庭内の会話は英語。イサベラもお母さんと英語で会話をするので、家ではお母さんと友達が会話するときだけソロモン諸島の言語であるピジン語を使う。ハルカは日本の家族と会ったときに、日本語で会話ができるの?と聞かれて、それはウチは両親ともに日本人だから英語を話すのは幼稚園だけで、家庭内は日本語のみだし、家では私が日本語を教えている、と答えた。イサベラにはピジン語を教えていないから、少し聞きとれるけれど話せないので、お母さんの故郷のソロモンに帰ったとき、祖父母や家族と話すことができないの、と少し寂しそうに言っていた。国際結婚の家庭にはそういう悩みがあるのね〜、と思った。
私はこのとき「ピジン語」という言葉を初めて聞いたので、どういう言語なのか調べてみたら、ソロモン諸島の現地語であるけれど、意味はそれだけでなく、「ピジン言語」という言葉は、現地語と外国語がミックスされた言語であることがわかった。貿易商人と現地人とがコミュニケーションをとるために、自然発生的に生まれたチャンポン言語のこと。ソロモンで話されているピジン語自体も、現地語と英語が混ざった感があふれる言語で、興味深いものがあった。そういえば、介が会社で使っている言葉も、英語・マーシャル語・日本語が混ざった言葉でマーシャル人とコミュニケーションを取っている。これも一種のピジン言語かもしれない。