HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

一時帰国・2011年夏

マジュロの空港

6月中旬〜7月中旬にかけて休暇で、家族揃って日本に一時帰国をしてきた。日本は涼しいと思ったのは着いて最初の数日だけ。その後は連日厳しい暑さで、常夏のマーシャルよりも日本のほうが暑かった。マーシャルは昼間の陽射しは強いけれど、外でも涼しい場所はわりとたくさんあり、木陰や海から吹きぬける風や朝晩は涼しいので、暑さと付き合いやすい気がする。日本は朝から夜まで暑く、車中心の生活に慣れた私たちには外出すると炎天下を歩かなくてはいけないのが久しぶりで大変だった。
毎年、一時帰国をすると必ず忙しさで体調を崩していたので、今年はスケジュールに余裕を持たせることを心がけた。買い物や通院などの用事を優先して済ませ、空いた時間に余力があれば友達に会ったり、近所の公園や児童館で遊んだりした。気をつけていたせいか、私とハルカは風邪もひかずに元気で過ごせたが、仕事で外出も多かった介は高熱を出してしまった。日本の気候が体に合わなくなっているのか?日本に帰ったら遊園地かディズニーランドにハルカを連れて行ってあげたいと思っていたが、あまりの暑さに断念。結局レジャーはたいしてできなかったが、私の両親とお墓参りと温泉旅行には行くことができたので、いい思い出になった。
約1ヶ月ぶりにマーシャルに戻ってきて、自分の家に帰ってくるとやはり落ち着く。日本はもちろん素晴らしいし好きだけれど、マーシャルの、生活は多少不便ながらも温かく寛容な人々やのんびりした空気も悪くない。いまの自分が暮らす場所はこちらなので、むしろ心地よくホッとさせてくれる。グアムの空港で久しぶりにマーシャル人を見つけたときには「あぁ、また戻ってきたよ」と、介とニヤリとしてしまった。帰宅すると現実には、1ヶ月間留守にしている間にインターネット回線を電話局に切られていたり(クレームを言いつづけて1週間以上経ってから復旧)、虫やシロアリの巣の掃除が待っていたのだけれど。

↓飛行機から撮ったうちの近所付近。海から海までの島の横幅は40メートルぐらい。

↓日本の温泉にて