HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

送別会でマーシャルダンス

マーシャルのダンス

先日、介の会社で上司の送別会があった。ご夫妻でマーシャルに長年暮らした方で、私たちもこちらに来て以来、大変お世話になった。送別会でマーシャル人の女性従業員たちが余興でダンスを披露することになり、スギもメンバーに加わった。私とハルカも誘われて、いい機会なので一緒にマーシャルのダンスを踊ることにした。スギは1ヶ月ぐらい前からみんなと仕事の後に練習をしていたのだが、私とハルカは合計3回しか練習に参加できなかった。練習不足ではあったが、なんとか本番で全4曲を踊ることができた。やさしい振り付けの曲を選んでくれていたので、盆踊りのような感覚で前の人の踊りを見てマネすれば、私でもなんとかできた。ハルカは「ワタシも踊る!」と言うわりに練習に行くとすぐ飽きてグズグズ言い、まともに練習をしていなかったので正直できないかも…と思っていたが、本番ではやる気を出し、一緒に見よう見まねで踊った。振り付けを覚えると、マーシャリーズソングに合わせて踊るのもけっこう楽しい。また機会があれば覚えて踊ってみたいと思った。
スギの誕生日でも踊った「空き缶ダンス」も、この日はココナッツの殻を使って踊った。練習のときからみんな心から楽しそうにやっていたし、参加してみてマーシャル人の日常の楽しみがわかったような気がした。みんな踊ることが好きなのだろうな。今回のダンスは、従業員が教会で踊ったことがあるものを選び、教えてもらった。このような振り付けは誰が考えるのかと聞いたら、踊りの上手な人を中心にみんなで考案するそうだ。フィジー人が教会にいるので、フィジーのダンスも取り入れているとのこと。マーシャルの踊りは、日本舞踊やハワイのフラダンスのように伝統的な曲にあわせて伝統的な踊りを踊る、という型が決まったスタイルではない。島によっては伝統ダンスもあるのだろうが、基本的には最新の曲に合わせて新たな踊りを創作していく(積み重ねていく)のが主流のようだ。

ココナッツの殻を使って踊る↓