HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

親知らずの痛み

驚きがっかりした薬

2週間前から、親知らずの歯が腫れて痛くて大変だった。ここ1年間、抵抗力が落ちたときに時々親知らず周辺が腫れることがあったが、何とかごまかしてきた。今回の腫れは過去最大で、のどのほうまで腫れて普通の食事が取れなくなり、さらにあごの下や首筋のほうも腫れて硬くなっていた。これ以上症状が進んだら大変なことになるかも・・・と思い、ちょうど3日後からマジュローグアム間の直行便があったので、それに乗ってハルカと二人で治療のため帰国しようとまで考え、コンチネンタル航空で空席を調べてもらったら既に満席・・・。次の直行便で帰るなら1週間後。いつでもすぐ帰国できるわけではないマーシャルは、こういうとき不便だ。でも、もうすぐ一時帰国の予定なので、それまで待つことにした。
スーパーで売っていた”Orajel”というアメリカの口内用塗り薬を買ってみる。「口の痛みをすばやく和らげる」とあったので試しに使ってみたら、塗った瞬間から患部がぽわーんと麻痺してきた。歯医者さんで打たれる麻酔に似ているなと思ったら、本当に麻酔の塗り薬だった。確かに塗ったあと痛みはなくなるが30分後には元通り。一時的に痛みが麻痺するだけなので、これで治したつもりなのか!とがっかりな驚きの薬だった。スギが日本の歯医者さんで処方された薬をくれた。この抗生物質と炎症を抑える薬を飲み、イソジンうがい薬で口内をこまめに消毒しつづけると、4〜5日で症状は治まってきた。
思えばマーシャルに赴任する前、歯医者で親知らずの抜歯を薦められたものの当時は特に親知らずにトラブルがなかったので、そのままにしてきた。あのときに抜いておれば、この1年の不快な痛みはなかったのに・・・と後悔。海外赴任する場合は、親知らずは抜いておいた方がトラブルが起きなくて安心なのかも。怖くて躊躇すると赴任先で後悔することに・・・。今度帰国したら抜歯、の決意を固くした今回の痛みだった。