出会いと別れ

マーシャルにいると新たな出会いが多い。お互い日本人というだけですぐ知り合いになるし、日本にいたときよりも幅広くいろいろなタイプの方々と話す機会がある。出会いとともに別れも多い。平均してマーシャルにいる任期が２〜３年という人が多いので、仲良くなった方ともお別れの時がくる。日本でまた会えばいいじゃないかと思うが、見送る側としてはなんだか切なくて寂しい。
先日、ハルカをとても可愛がってくださっていたセンガさんご夫妻が帰国された。明るく温かい人柄のセンガさんのお宅では、クリスマスやお正月など日本人みんなを招いて手作りのご馳走を振舞ってくれていた。楽しい時間をいつも提供してくださり、マーシャルで一番おいしい料理に何度も癒された。お別れのときがきて、いろいろなありがたさを改めて実感。親切にしていただいた事がたくさんあり、とても思い出に残っている。人に親切にするとはこういうことなのかなと今にして考えさせられ、私もご夫妻のようにみんなに温かさを分け与えられるような親切が、自然にできるような人を目指したいなと思う。