HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

船が帰ってきた

お兄さんの乗った船が無事マジュロに戻ってきた。日焼けしてサンタクロースの袋みたいな大きくて白い重そうな袋を担いで帰ってきた。そのサンタ袋の中身はお土産にとまぐろがズッシリ!帰ってきた直後のお兄さんに対してトラがやけに吠える。「おいおい忘れたのかぁ」と言ってたけど、明らかにお兄さんのことをマーシャル人と認識して吠えていたと私は思う。過酷な船旅による匂いが、ね。その後シャワーを浴びて再びトラの前に来たら全く吠えなくなって、なついていた。
お兄さんは約2週間の船旅で陸地に上がった時間はたったの40分!離島を5つまわって仕事をしてきた。船には途中から持って帰るニワトリ・豚・海がめも乗り込んできて、朝はコケコッコーの連呼に始まり、豚は何が不満なの?って言いたくなるぐらいブーブー鳴いていたそうです。魚も釣竿を下ろせば面白いぐらいたくさん釣れたらしい。
マジュロは首都の島だからこれでも割と設備などが揃って現代化しているけど、離島は未だに電気が通っていない島もあり貧しい暮らしをしている。物はないけど人々は穏やかに暮らしていてマジュロとはまた違うところみたい。第一次大戦前にドイツ人によって作られた建物がいまだにあったり、昔ながらの南の島のイメージがそのまま残っているという感じ。離島、機会があれば一度は行ってみたい。