HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

携帯電話

私の携帯

数ヶ月前から私もマーシャルで携帯を持つようになった。日本で生活をするなら、携帯がない生活は不便で友達と連絡を取るのも一苦労になるが、マーシャルなら私は家の固定電話さえあれば特に不自由を感じない。急いで連絡をとるような用事もそんなにないし、もし外出先で緊急に電話が必要になったら、近くにいる誰かにお願いすれば携帯か固定電話を快く貸してくれるからだ。マーシャルはみんな親切。
マーシャル人の携帯普及率はかなりのものだと思う。マジュロでは高校生から大人までけっこう誰でも持っている。携帯本体は一番安いもので20ドルから売っている。本体を買った後はNTA(電話局)で契約をすれば使えるようになり、通話料はすべてプリペイド式なので、cell card(セルカード)を買う。使用頻度にもよるが、5ドル分のカードを買えば1ヶ月は持つ。固定電話はマジュロの固定電話内の通話であれば無料だが、毎月12ドルの基本料がかかる。携帯のほうが固定電話より安くすむということだ。
私の携帯は介のお下がり。メールが使えるのは便利だけど、英字しか打てない機種なのでメールがとても打ちづらい。でも持っていれば、何となく外出時も安心な気がする。いまのところ私の携帯番号を知らせている相手は数人なので、かかってくる電話の半分は間違い電話…。マーシャルってどうして間違い電話が多いのだろうか。間違い電話がかかってきたら「番号間違いですよ」と言うのだが、これが相手にすぐ伝わらない。携帯にかけたときに持ち主以外の人が電話に出るというのもマーシャルではよくあることのようで、かけた本人も他人が出ても別に不思議に思わず「番号間違い」という自覚がないようだ。3,4回「違うよ!」と言って、ようやく気づいてもらえるというパターンが多い。間違いメールも時々あって、この前は知らない人から「赤ちゃんが生まれた!」というメールがきて、ちょっと困った。これには「番号間違いです」と返信をした。間違い電話は毎回の対応にうんざりしていたので、最近は知らない番号からかかってきたらハルカに出てもらうようにしている。ハルカはかかってくる電話にでたがるので、ちょうどいい。会話を横で聞いていると"No!"とか"I'm Haruka"などと言って、一応普通に対応している。