HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

交通ルール

街中

最近、マーシャルでも車を運転する際のシートベルト着用が法律で義務付けられた。違反が警察に見つかると罰金。これまでシートベルトを使わない人が大多数だったので、シートベルトそのものがない車もあり、オンボロ車に慌てて自分でシートベルトを取り付けている人もいる。マーシャルで車を運転するのはとても簡単。島には交差点も信号もなく、道は基本的にひたすら1本道なので道に迷うこともない。日本でペーパードライバーでも運転できる。そして、ゆったりした気持ちのドライバーばかりなので、運転中も道をよく譲ってもらえるし、やたらクラクションを鳴らされたり後続の車にあおられる、ということもない。狭い島だから、危険で乱暴な運転をしたら車からすぐに「どこのだれ」と身元が判明する。悪さはできない社会だ。しかし事故がないわけではなく、道路に飛び出した子どもがはねられたり、週末に飲酒運転の車が道を外れて激突したりという事も時々起こっている。
運転していると子どもがよく道路脇にいて遊んでいるので、これが一番怖い。ボールを追いかけて飛び出したり、斜めに走りながら道路を横断してきたりする。ゆっくり走っている車のボディにタッチして遊ぶ子もいる。小さい頃から車と接触する事の恐ろしさと、それを避けるための交通マナーを親がしっかりと教えるべきだと思うが、怖いもの知らずな子どもが結構いるのだ。それを見ると、日本は交通マナーの教育が徹底されているなと思う。万が一、車にひかれて頭を打ったり内臓を損傷したりしたら、日本の病院に運ばれれば助かるケースでも、ここの病院ではアウト。だから私が一番気をつけていることは、ハルカが車にひかれないようにする事と言っても過言ではない。日頃から、道路を一人で渡らない・スーパーの駐車場で走らない事を、ハルカには言い聞かせている。
先日、幼稚園にお迎えに行くとハルカのクラスみんなが外に出て散歩中で、学校前の道路をみんなで1列になって横断していた。翌日も同じ時間に道路をみんなで渡っていた。どうやら授業で交通マナーを教えていたようだ。教室では道路を渡るときの注意点を話していた。さすがロビン先生。こうやって小さいうちから教えておくことが大事だと思う。