わかりづらい！運転免許の更新

私のマーシャルでの運転免許証の期限が切れ、しかも紛失してしまったので、新しく作り直しに行った。マーシャルでは滞在１ヶ月までなら日本の免許証で運転ができる。なので、観光で来てレンタカーを運転するだけなら、日本の免許証でＯＫ。１ヶ月以上の滞在で運転する場合はマーシャルの運転免許証、もしくは国際運転免許証が必要とされる。スピード違反や危険運転をしてパトカーに停められたら免許証の提示が求められるからだ。運転免許は日本のように試験があるわけではなく、書類だけで簡単に作ってもらえる。日本で免許を取る時は教習所に通わないといけないし、免許更新でも講習を受けさせられ、どうしてあんなに大変なのだろうかと思う。
免許取得自体は簡単なのだが、手続きの完了までに政府機関の建物を３箇所まわらないといけない。この３箇所はそれぞれ1km以上離れているので、車で移動。一番困るのが、建物に入っても案内が全くないこと。「受付」とか「免許証」という張り紙１枚ドアの前に出しておいてくれればいいのに、なにもなし。案内板も部屋番号もなし。これでは初めて来た人には一体どこに行けばいいのかわからない。日本の公共の場所ではありえないことだが、介によると、狭い社会でみんな場所を知っているから案内が必要ないのと、マーシャル人にはそもそも案内出すという発想がない、とのこと。んー、確かにそうかも。
今回、最後の３箇所目の建物が以前の場所から移転されていたので、私は場所がわからず、行ったり来たりで随分ウロウロした。３人のマーシャル人から場所を聞いたが、最初白い建物だと聞いたのに、ひとりは青だといい、もうひとりはブラウンだといい、みんなの言うことが違っていて混乱。最終的に私が迷っている様子を見ていた近所のおじさんが「一体どこに行きたいんだ？」と声をかけてきてくれて、歩いて建物と目的の部屋までわざわざ案内してくれた。親切なおじさんだ。
着いたのはシーパトロール（海上警備隊）の建物。知らなければ誰かが教えてくれるので案内がなくてもなんとかなるのだが、最初から「場所はシーパトロールだよ」と明確に教えてくれれば私でもわかったのに！マーシャル人は、道を教えるとか地図を書くというのが不得意。これもマジュロにいれば必要のないことだからか。とにかく、時間はかかったが免許証が無事更新できてよかった。今後のためにマーシャルでの運転免許の取り方を記しておく。

＜必要なもの＞
・ソーシャルセキュリティー番号、なければパスポート番号などがわかる身分証明書。
・免許証発行料（＄２０）
・きちんとした服装（男性は襟付きシャツと長ズボン、女性は長いスカート）

＜手順＞
１．警察署（ＣＭＩの向かい）に行き、入って右の窓口で「ドライバーズライセンスを作りたい」と言う。ここでソーシャルセキュリティーカード、持っていなければパスポートを提示。書類にその場で記入し、出してもらった書類を持ってキャピタル（政府の建物）内のファイナンスへ支払いに向かう。

２．キャピタルは、ビルの裏手（マジュロ病院ＥＲ側）に回り車を停めて、裏の入り口から入ってすぐ左にある窓口（ファイナンス）に、警察からもらってきた書類を出して支払い。金額は＄２０。キャピタルビルはきちんとした服装でないと入れない（Ｔシャツ・短パンは×）ことになっているので注意。レシートと書類を受け取り、Delapにあるシーパトロールの建物へ向かう。

３．シーパトロールの建物は、Delapのラグーン側、MIMURAの裏手、ココナツ工場の隣にある。ＰＰＦ（ツナ缶詰工場）向かいの小道を入って突き当たりの右側に位置する水色の建物。シーパトロール建物に入って正面に受付窓口があるので、その前を右に曲がってつきあたりの部屋で、写真撮影・カード作成をする。その場で免許証をもらって終了。

シーパトロールの建物↓