HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

日本へ一時帰国

たいこの達人

6月中旬から約6週間、日本へ一時帰国していた。梅雨明けの東京の猛暑は、マーシャルより暑かった。今回の帰国の主な目的は、私の親知らずの抜歯、健康診断、各種病院で薬をもらう、パスポートや運転免許の更新などで、後半はハルカが風邪をひいて家で過ごすことになったり、毎回そうだが、なにかと忙しい一時帰国だった。
特に親知らずを抜いたのが一番大変で、近所の歯医者から総合病院を紹介されて手術となった。抜歯後も2週間ほど強い痛みが続き、鎮痛剤が手放せない日々・・・。せっかく日本に帰国しているのに、その間おいしいものが食べられなかったのがくやしい。歯医者の通院がマーシャルに戻る直前まで続き、スケジュールは通院を最優先にしていたので、帰国したら会おうと思っていた友人にも全員とは会うことができなかったので残念。しかし、久しぶりに家族やおばあちゃんに会ったり、忙しい中予定をあわせてくれた友人たちには会うことができて、楽しい時間をたくさん過ごせて嬉しかった。
日本ならではの体験もしてきた。家族で動物園に行ってきたり、親子コンサートにいってハルカに初めてクラシックを聴かせたりした。普段はパパ趣味のロックばかり聴かされているせいか、ハルカはコンサートは途中で退屈してしまったけれど、いい体験だった。
マーシャル育ちのハルカは子供らしくのびのび育っているようだ。その反面、日本社会にあわせるとなるとマーシャルにいるときよりもダメと言わなければいけない場面が増えてしまう。「静かにしなさい」はマーシャルではほとんど言う必要がないことば。公共の場ではマーシャルに比べると親子で窮屈に感じることもあったけれど、そういう体験も必要なことだし、私もマーシャルにいると気がつかないハルカの一面に気づかされたように思う。日本での充実しすぎるほど忙しい日々を終え再びマーシャルに戻ってきて、なんだかほっとしているのが正直な気持ち。

動物園にて↓